kiri先生のデータを拝見しながら | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。


私立医学部の数学難易度データをkiri先生が更新してくれたので、これを見ながらお話ししたい。

kiri先生の国公立医学部データは、私はそのまま信用して参考にしているのだが、私立医学部のデータは読み方が難しいと感じている。kiri先生も苦労して難易度判定をされているだろう。

金沢医科大学の問題を先日授業で扱ってみた。kiri先生のデータ通りで、全く難しさはない。淡々と計算を進めていくだけだ。授業も盛り上がらない。
しかし、制限時間を考慮すると大変かもしれない。うまく捌き切らないと、タイムアップの危険はある。

愛知医科大学の問題も授業でやってみた。kiri先生のデータ通りで、全く難しさはない。これで合格最低点が52.8%というのは信じ難いくらい。
しかし一つトラブると雪崩が起きるおそれもある。実は愛知医科大学には雪崩防止対策のちょっとした戦略があるんだよね。

そんなわけで、私立医学部はちゃんと対策しておかないと、偏差値や難易度の通りにいかないことが多いわけだ。こういうことは、私立中学受験に近い事象だね。

いくた