エンジニアの勧め4 | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。


昨日の記事の続きです。

エンジニア特集は、本日最終回となりました。
4年間の学問に関することです。大学と専攻の選び方は一昨日の記事を参照してください。

高校生のときに選んだ大学と専攻だが、大学4年間でその興味の方向性が変化しないとは言い切れない。というよりも、高校時代とは比較にならないほど視野が広がっているので、別分野に興味を持つ可能性は低くはない。
まず、大学4年間はいろいろな学域に興味を持って、体験してみることが大切だ。どんな仕事に就くとしても、この時期のことは活きてくるよ。

どこの大学にもHPがあり、研究室のHPや大学の先生のHPがあったりもする。興味を持ったものがあれば、アポを取って行ってみればいいのだ。
アポを取るときに出来れば直アポよりも、紹介があった方がいい。しかし、工学系の学生がゼミに入るのは4年生からであることが多く、3年生以下では誰に紹介してもらっていいのか分からないだろう。
そこで私がよく活用していたのは集中講義だ。夏休みなどに、他大学の先生が来て講義を開いてくれることがある。これに参加して、その先生と繋がりを持ってしまえばよい。すると、その先生の大学の他の先生とは繋がりやすくなる。

やり方を工夫すれば、大学4年間にいろいろと見識を広げられる。そして、やはり今は多くの学生が大学院に進学する。そのときには、広がった見識の中から進学先を決めればよい。
自分のいる大学の大学院にそのまま上がるのもよいが、他を考えてもよい。東大で勝負したければ、東大大学院も考えてみればよい。大学院での時間は、学生としての最後の時間であり、自分の基点ともなることである。

大学4年間或いは大学院まで入れた6年間は、その後の人生に様々な影響を与えていく。パワフルに生きれば、その後にもパワーを与えていくものだろう。


ということで、エンジニアの勧めを4日連続で書いてみたが、はっきり言ってエンジニアの話とは完全にズレてしまった。その辺りのクレームは受け付けない。

高校生活はある程度下書きされたキャンバスだが、大学生活は真っ白なキャンバスだ。何を描くかは自由であるが、是非アクティビティの高く創造性のあるものを描きあげてほしい。

いくた