医学部に行くのに国語や社会が必要か | 中学入試と医学部入試の道の駅

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私立医学部の入試には小論文の試験はあるが、国語や社会の試験はない。だから国語や社会を知らなくても医学部に入れるのかというと、入れるのだろうね。でも、そういった能力がなくても医師になれるのかというとどうなんだろう。

医師に限らずサービス業というのは、逞しい国語力が必要だよね。いや、医師じゃなくてもサービス業じゃなくても、国語力は不可欠なものだ。

学問そのものも、全てが国語力によって支配される世界ではないか。国語力がないということはある意味では文盲だね。数学が出来ないことも、理科が出来ないことも、その原因をつき詰めると、文盲であることが問題点となっていることが多い。

社会も重要だよね。この国のこと、世界のこと、世の中の成り立ちや流れのことを知らなくて医師になるなんて可能だとは思えないな。

余談だが、藤田医科大学は桶狭間の近くにある。3kmしか離れていない。その話を先日授業内雑談で話してみたのだが、まず桶狭間の戦いを知らない生徒がいて驚き。織田信長は知っているが、今川義元を知らない生徒がいて驚き。

いや〜、どうなんだろう。オマイら、医師になる前に日本人であってほしいな。

いくた