指導で追い求めていること | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

最近は、指導が終わった生徒の御家庭から御礼を言われたり、お菓子なんかを頂いたり、食事にお誘い頂いたり。
指導に満足してもらえたということだから、それは嬉しいことではある。満足度が高いのは良いことだと思うが、それは追わないことにしている。

中学受験の指導では、もちろん志望校合格を主眼にして指導するが、それだけにとどめるわけではない。週のルーティンの組み方や、親御様がどのようにどの程度学習に関与するかのアドバイス、受験戦略に関するアドバイスなど、様々な方向で包括的な指導をする。
その結果、いい受験にしたいと思っているからだ。中学受験は、人生から俯瞰すると小さな一歩に過ぎない。だから、よい一歩を踏み出させてあげたい。

これに対して大学受験は、ただひたすらに合格のみを目指すだけ。私はトレーナーであり、トレーニングマシーンである。一切の妥協を許さず、何が何でも合格に近づくように、手段を選ばない。

大学受験は一つのゴールだ。もちろんそれ以上に大きなスタートだけど。それ以降の道はまた新たに自分で切り拓いてもらえばいい。そのスタート地点まで引きずってでも連れていくのが私の仕事である。

だから、合格すれば満足度は100%、駄目なら0でいい。中途半端なやり方をすれば、生徒にも私自身にも消化不良が残る。

いくた