中学受験を経験していることがジワジワ効いてくるわな | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

今日、久留米大学医学部の合格発表があり、久留米を第一志望にしている教え子が正規合格をいただいた。
久留米が第一志望なのはよく分からないが、田舎が好きなのらしい。実際に関東圏の大学は一切受験していない。
久留米駅は、博多駅から新鳥栖駅を挟む。つまり、佐賀より遠い福岡なのだ。久留米に行った人は
「久留米には二度とくるめぇー」
と言ったとか言わないとか。

その教え子は、数学が苦手だった。確かに本当に苦手です。問題によってはどんな説明の仕方をしても、理解できないことがあったようだ。

しかし、彼は国語力があった。だから、英語は得意であるし、理科も数学も問題を読み込む能力には長けていた。更に、計算は正確だった。だから、数学はしっかり題意を読み取り、出来る問題は確実に外さない。出来ない問題は確実にやらない。

そして彼には運もあったね。
kiri先生の情報によると、今年の久留米は数学が易しかったらしい。数学は苦手でも、仕留めることが出来る問題は外さない彼だから、最低限の仕事は出来たのだろう。

中学受験では子供の頃から日本語読解力が問われる。その点を鍛えてきた素地が、子供の頃に映像やゲームなどで読解力が問われなくなりつつある社会の中で、アドバンテージを得たことは間違いない。

いくた