しかし中学受験は、、、 | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

私の意見は中学受験には概ね賛成である。子供の頃から頭を使い、能力を開発していくことは、その後の人生に広がりを与えるものであろう。目標を持って生きること、試練を乗り越えていくこと、そういったことで強い魂を育てる効果もあろう。

我が家には子供はいない。結婚したのも遅かったし、子供に拘ることはなかったので結局夫婦二人と愛犬三匹の家だ。

もし私に子供がいたら中学受験をさせていただろうか?というと、私は断言できる。


No!‼︎


たぶん絶対にない。

私は自身の経験で、中学受験も大学受験も、私立中学や高校の生活も大学大学院生活も知っている。
その上で、全て理解の上で、自分の子供がいれば、中学受験の方向には誘導しないだろう。

その大きな理由は、
この地区の様々な私立中学の生徒を教えていて分かること。どの私立中学の学習指導にも満足いかないからだ。
予備校でいろいろな生徒を担当して分かったことだが、私立高校も公立高校も教えられている内容がちょっとおかしい。普通に教科書レベルのことを教科書通りに教えてもらえれば御の字なのだが、それが出来ていない生徒が多過ぎる。というより、変な教えられ方をしていて逆に困る。

例えば、愛知県内の偏差値が上位の高校のほとんどは、高校で無理に勉強をさせていない。これは私立も公立も上位校は同じ傾向がある。

結局、これが高い進学実績に繋がっている。なぜそうなるのかといえば、無駄に宿題など無いから、自分の学習計画が立てやすい。自分で予備校にいったり参考書で自習したり、ひたすら自己強化に努めることが可能。もちろんこれは上位層だけではあるが、結局は上位層がその高校の進学実績を形成するのだから問題ない。
しかし、できない奴はフリーフォールの刑が待っている。
じゃあ、高校なんて行く価値がないのか?っていわれると、学習面から考えるとその通りだと思う。

面倒見がいいと言われる学校は余計に駄目。変に詰め込まれてしまって、しっちゃかめっちゃかになってしまい、リセットするのに時間がかかったりもする。

だから、割り切って考えてみたいんだよね。学校は勉強以外で様々な人生経験を積んで、豊かな人間形成をするところ。勉強は学校以外でやればいい。

大学受験に必要な勉強、大学生に必要な勉強、大学院や社会人として必要な勉強、私も一通り経験してきた結果、中学受験はどっちでもいいということにたどり着いた。
高校受験もどうでもいい。行けるところに行けばいい。

ただ、私は子供の頃から様々な勉強にトライさせておくことは、能力形成に重要だと感じる。

まあいろいろ書いたけど、読者の皆様には言っておきたい。中学も高校も、だいたいどこに行っても勉強には期待できないから一緒だよ。中学受験までの道を頑張ってきた人は、幼児期の能力開発は進めたのだから、どこの中学に入学するかなんて、あまり気にしなくていい。
あと僅かで入試になるけど、気楽にやってください。
もし、入学した後に、方向性に困ったら、私にメッセージください。将来を見通して、アドバイスします。

いくた

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