私立医学部を狙う戦い | 中学入試と医学部入試の道の駅

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私立医学部は、開業医の御子息しか通えない特別な場所であるという事実は、もはや過去のことかもしれない。
私立医学部も学納金を値下げする大学が相次ぎ、新設された国際医療福祉は、6年合計1850万円でうまく奨学金を得られればもっと安くなるようだ。
貸与型の奨学金制度もうまく活用できれば、それでも親御様のスネをかじらないといけないとしても、骨がみえるほどかじることにはならないだろう。

ただ、学力レベルは高止まり傾向で、河合塾の偏差値データでも62.5の大学が僅かに存在するくらいで、概ね65以上の偏差値を要する。

問題も簡単ではない。簡単ではないというのは、どこの大学もクセのある問題なのだ。このあたりは国公立の問題とは少し異なる。大学ごとの対策が必要不可欠なのだ。

クセがあるということは、その大学に熱意を持って入学を希望している生徒か、圧倒的なポテンシャルがある生徒か、そのどちらかでないと突破できないということだ。
勘違いした口だけ国公立志望の輩が滑り止め気分で受けても、門前払いに遭うこと間違いなし。

実際に、名古屋市立大学医学部に合格した生徒でも、愛知医科大学に不合格だった例もある。

厳しい戦いではあるが、道をこじあけることはできる。私は生徒に、コアに狙う大学を1〜3大学くらいに絞り込み、それ以外の受験大学はコア大学の対策に巻き込む形で行うように勧めている。

つまり、平たく言うと、、、
一点突破

この方法は受験期においては効果が大きい。もちろん合格の可能性を高めることを主眼とした作戦だが、モチベーションを高める効果もある。
学力が高くない生徒でも、目標を絞り込むと道が見えてくるときがある。それは勘違いである場合も多いが、その勘違いが真になることもある。

たくさん大学を受験すれば確率が高まると思っている人もいるが、対策も中途半端で受験するのは、お金だけではなく、受験期の必要な体力と精神力を削いでしまうことも多い。




今日の一曲は、工藤静香の黄砂に吹かれて。
今、数列の単元を指導しているが、公差が出てきたら、黄砂に吹かれてを口ずさんでやっている。しかし、誰も知らない。

いくた




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