公立王国の東海地区 | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

我が国、東海地区首長国連邦は、公立王国である。

例えば、愛知県には多くのランドマーク公立高校がある。東大の合格者数でみると、トップは私立東海高校が30人ではあるものの

岡崎26人 旭丘23人 刈谷8人 明和7人 一宮7人 時習館5人

など、各地区のランドマーク公立高校がズラリ。王国の各地区盟主の地位である。

その代わり、私立中学のラインナップは貧弱である。関東地区や関西地区のように、受験校をしっかりと選定するようなことは難しい。偏差値順に一通り受験して、合格した中で最も上位の学校にいくしかない。通学時間を考慮すれば、更に選択肢が狭まる。
校風の違いを考えて、我が子に適合する学校選択をするとか、そういうのはかなり不可能。

私は思っているんだけど、もう少し私立中学が東海地区に進出してきたら、面白い局面もあるのではと思っている。

笹島サテライトには、愛知大学が入った。
名城公園には、愛知学院大学が入った。

私は密かに期待していたのだが。この辺りに早稲田の附属などが来ないかと。

我が母校の東海高校も、私の中ではもう少し進学校らしい進歩があってもよいとは思う。伝統は護持するものではなく、昇華していくものではないか。
国公立医学部合格者数は、今年も全国一位だったみたいだが、その原因は指導力や伝統などより、コンペが存在しないことじゃないかと思っている。他に選択がないから、独り勝ちが進んできただけじゃないんかな。

東海高校よりも良好な学習コンテンツを持っている学校は、関東関西地区ならたくさんあると思う。切磋琢磨の中で、学校が洗練されていくものでしょ。
うちの予備校も、他に負けないコンテンツを作ろうと努力して、洗練された部分も多くある。
変わる必要がない局面で、変わることなんてできないだろうよ。


今日の一曲は、カーペンターズのスーパースター。

いくた




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