奨学金についての私の見解2 | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

前の記事の続きです。

私の見解としては、

現在の奨学金に関する諸問題は、決して制度に対する不備ではなく、利用する側の思い違いから生じているもの

だと考えています。

未来の自分への先行投資であり、努力をしなければ負のレガシーとなり、自分の未来にのしかかるもの

だということです。

大学を卒業してもよい働き口がなかったり、希望する職種に就けなかったり、そういうこともあるでしょう。それは仕方ないですよ。

私が大学を受験した頃、1994年は4年制大学進学率は30%、今は50%を超えました。

つまり、今は受験者の裾野も広がって、偏差値の価値も下落しました。偏差値を維持している大学でもかつてと比較すれば入学しやすくなっています。
東大や京大も偏差値が若干下がっていることを考慮すると、、、そういうことです。
(まあこの辺りは国立医学部に吸い取られた感の方が高いですが)
指導の場でもそのことをよく感じます。

つまり、大卒だというだけで、何か価値のある時代ではなくなりました。

更に、私達の頃のように合格が難しく、そのため必死で得た学籍を大切に感じる人が多かった時代から遠ざかり、大学時代を価値あるものにしようと考える人も減ってしまったのかもしれません。

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