奨学金についての私の見解1 | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

今回の記事は、賛否両論あることを踏まえて書かせていただきます。

私自身は、大学大学院での学費を学生支援機構から借りて、卒業後に返済を続けて、一昨年完済しました。貸与が受けられたおかげで研究の世界を体験でき、学位取得をし、まあまあ有名な企業にも就職できました。本当にありがたい限りです。

昨今、奨学金の返済に苦労し、自己破産までするケースなどがあり、社会問題となっています。政府も慌てて貸与型奨学金と合わせて、給付型奨学金(原則的に返済義務のない奨学金)を創設したようですが。

まず、間違いないようにお伝えしたいのは、貸与型奨学金は本当に素晴らしい制度だということです。
暴利を課せられるような間違った報道がありますが、無利子のものもありますし、有利子であっても金利0.01%(変動型)です。つまり400万円の借入に対して1日1.1円です。ほとんど無利子のようなものです。
固定金利でも0.27%ですから、「月に2回スタバにいくのを減らそうぜ」レベルです。
更に繰り上げ返済もしようと思えばできますから、金利が嫌なら返してしまえばいいわけです。

しかし、今問題になっているのは、大学を卒業しても就職出来なかったり、非正規雇用などで低賃金となり充分な賃金が確保出来なかったりする場合ですよね。

でもよく考えてみるとこれは奨学金とは別の問題じゃないですか。奨学金に根源があるわけではありません。奨学金のあるなしに関わらず、普遍的に存在する問題の一つです。この理由で奨学金を悪者扱いするのは全く筋違いでしょ。

奨学金の貸与を受けるということは、未来の自分への投資じゃないですか。
投資のリターンを受けるためには自身の努力を必要とするのは、習い事にお金を使うことに似ています。また、お金を銀行から借りて、お店を営むことにも似ています。
こういった前向きな取り組みを否定する人はいないと思います。
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