中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

中学受験は、人生で初めての本格的な戦い。
もちろん勝ちたい。でも勝てる人の方が少ない戦い。
小さな戦士達が受験界の入り口で涙するのがこの戦い。
でも立派に戦い抜いた子供達には、素晴らしい未来が拓けていくのが、この戦いの素晴らしさ。


大学受験は厳しい世界。本当に厳しい世界。人生を賭けた戦いだから。
私は厳しく戦い抜ける本物のファイターを育成していく。
人生そのものを戦い抜ける気持ちも。

私のスマホに東海中学入試日まであと100日と表示されました。今年もここまできましたね。

全国で多くの中学受験生とそのご家庭が大変な努力をしてここまで歩んできたことでしょう。私は毎年ただ見守るだけの役割ですが、本当に胸が熱くなるドラマを毎年見させていただいています。

 

受験準備に1000日くらいかけている御家庭も多いと思いますが、最後の一割の時間を残すのみとなりました。

 

親御様の御苦労に対して、私から感謝申し上げたいと思います。皆様の尽力がなければ、この戦いは継続できません。有形無形の様々な力添えによって成り立ってきました。


送り迎えやお弁当の準備や勉強のサポートなど、形あることばかりではありません。


この世界を知らない人達からは、中学受験に対して否定的な意見を言われることもありましたよね。そういったことを消化して、子供に影響が出ないようにすることも、親御様の役目でした。

 


子供の学習態度に腹を立てることもありましたね。それと同時に、腹を立ててしまう自分に自己嫌悪してしまうこともありましたね。


友人の子供の成績が上がっていったとき嫉妬心が沸き上がりましたよね。それにも自己嫌悪してしまいましたよね。


重い鞄を背負って塾に吸い込まれていく我が子を見て、この道への疑問を持ったこともありましたよね。そして、成長した我が子を見て目頭を熱くしたこともありましたよね。


小学生が小学生らしい生活をしていることに対して、叱らないといけないこともありました。叱られる方もつらいですが、叱る方もつらいですよね。そんな気持ちを相談できる人も理解してくれる人もなかなかいないものです。中学受験生の親は四面楚歌です。

 

いろいろな試練を経て、残り僅かな時間となりました。今はどんなお気持ちでしょうか。この時期、どんな冷静な親御様でも多少は焦りを感じているものです。この何とも言えない濃密な緊張感も含めて、この世界は成り立っているのだと感じています。

 

でもどうでしょうか。我が子は中学受験生として小学生時代の後半を生きてきました。中学受験をしないという選択もあったはずです。どっちが良かったでしょうか。入試の結果はまだ出ていませんが、中学受験を選択したことに対する結果は出ていると思います。

この選択は素晴らしいものだったのではないですか。

 

残りの期間、親子として忘れられない期間になると思います。親子共闘の受験はもう訪れません。親子で挑む最初で最後の大きな山になるでしょう。

存分に楽しんでください。私はただひたすらにご武運をお祈りしております。

 

いくた


全統記述も全統共通テストも終わって、大型の模試は終わりました。これで自分の持っている偏差値は決定した感じですよね。


"偏差値が足りないから、もう医学部に合格は不可能でしょうか?"


という質問はこの時期にはたくさんいただくものです。

こういった質問を予備校や塾の先生にすると何と答えてくれるのか。

"頑張れば大丈夫だよ〜"

とか、そんなものですよね。


私は数学を教えている立場ですし、非論理的でいい加減な答えをすることは、ポリシーに反します。


私のこれまでの統計に従って考えるのであれば、現役or一浪くらいまでの生徒であれば、ここから大きく捲って、合格出来る例はたくさんあります。

特に、アウトプットの練習が不足していて、蓄積した能力がまだ出し切れない場合、

その練習を諦めずに続けていけるのであれば、合格は充分にあります。


例えばこういうことです。

模試や過去問をやってみて、

思うようにスコアが伸びない場合でも、

模範回答を読んだり先生に質問してみたりした結果、それが妥当なことだと認識できている場合は、アウトプットの練習が足りないことが原因である可能性が高いですね。


この場合には、アウトプットの練習とその反省をギリギリまで重ねていけば、最終的に得点力が急伸して、医学部の門が開くことも充分にあります。ただちゃんと反省しないといけませんよ。練習と反省の繰り返しで、纏まっていきます。




しかし、現状でインプット不足の場合、

つまり模範回答を読んでも解説授業を受けても先生に質問してもよく分からない場合、

これは今期の入試に間に合わせることは、現実的に難しいと言わざるを得ません。


ただその状態であっても、私は今期の入試に対してベストを尽くすことを勧めます。今期が駄目だから来期に向けて・・・などとは言いません。

もしも、来期に持ち越しになってしまうとしても、ガチで受験期を戦った経験は貴重なものとなるからです。


いくた


中学受験では過去問演習はとても重要なことであることはいうまでもない。

各校の特徴を掴んで、入試でどのように対応するかをじっくり考えねばならない。

また、相性もみて出願等の検討をせねばならないことも多いだろう。


しかし、過去問演習で間違って認識してはいけないことがある。それは・・・


過去問演習でのスコアは参考程度にしかならないこと


読者の方の中にもいると思うんですよね。過去問演習で想定外の良いスコアが取れて、思わず夢みてしまうことが。

過去問の中には、既にテキストなどで取り上げられていて、初見ではない問題もあるかもしれません。また、試験会場でガチ雰囲気でやるのと、自宅でやるのとでは、条件が違いすぎます。過去問の合格点を超えていたからといって、当日合格出来るとは言えないものです。


逆に、過去問演習で想定外にスコアが取れないこともあります。これで青ざめてしまうお母様もいらっしゃるのですが。

またそれも必要以上に心配することはないでしょう。形式慣れしていないだけかもしれません。慣れてこればスコアは上昇するかもしれません。


過去問のスコアから言えることは、


良ければ実力通りの力を出せる可能性が高い(実力以上にやれるわけではなく)

悪ければ注意して対策する必要がある


ということだけです。


スコアよりも内容を注視する必要があります。どの科目のどの問題で、どのくらい踏ん張る必要があるか。そのために何を補強せねばならないか。


もうこの時期ですし、入試問題すべてに対処することは不可能ですし、その必要はありません。瑣末的なことに気を取られて、全体的な対応が疎かになってはいけません。

目標は、入試当日に合格最低点を1点でも上回ることです。


過去問演習は、そういった意味で総合作戦会議の一環です。


いくた