今日の道徳の授業で「無意識のバイアス」というものについて教わった。
↓まずは下の文を読んでもらいたい。
「ある日、父親とその息子が車で出かけたが、交通事故に遭ってしまった。父親とその息子は別々の病院に運ばれた。息子が運ばれた病院の手術室で、運び込まれた息子を見て、外科医は『ああ…これは私の息子だ!』と悲鳴を上げた。」
なぜ外科医は悲鳴をあげたのか?
これは有名な問題だそうだ。
一妻多夫制とか顔が似てるからとかではない。
答えは「外科医が息子の母親だったから」。
このパズルが問うのは、医療のスキルや事故の状況ではなく、性別と職業の結びつきという文化的な前提だ。
現代では女性の外科医は珍しくないが、このパズルの構造は、聞き手がその可能性を最初に排除してしまう傾向にあることを示している。
自分の常識が必ず他人に通用するとは限らない。
今一度、自分の持つ固定概念というものを疑って見るのもいいのかもしれない。