『小論理学』(5) | 哲学系ダイアリー

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量のうちには、他を排除する限定性が含まれているが、本質的にこのような限定性をもって定立されている量が定量である。すなわち、定量とは限られた量である(307-308頁)。

定量は、においてその発展と完全な規定性とに達する。数は、そのエレメントとして一を持ち、非連続性のモメントからすれば集合数を、連続性のモメントからすれば単位を、その質的モメントとして自己のうちに含んでいる(308頁)。

限界は定量そのものの全体と同一である。それは、自己のうちに多を含むものとしては、外延量であるが、自己のうちで単純なものとしては、内包量、すなわちである(311頁)。

連続量・非連続量は「量一般」に関係しますが、外延量・内包量は量そのものの「限界」や規定性に関係するのです。
そして、外延量・内包量もまた二種類に分かれるものではありません。

向自有的な無差別的な限界が絶対的な外面性であるというこの矛盾のうちに、量の無限進行が定立されている。すなわち、一つの直接態は直後にその反対物、媒介態(定立されたばかりの定量を越えること)へ転化し、媒介態はまた直接に直接態へ転化するのである(314頁)。

定量は、無限に増減し「うる」だけではなく、絶え間なく自己を「越え出る」ものなのです。
量の無限進行というのは矛盾でありますが、この矛盾が定量なのです。
そして、この矛盾が定立されたものが度なのです。

このように、向自有的な規定性を持ちながらも、自分自身に外的であるということが定量のをなしている。定量はこの外在性のうちで自分自身であり、自分自身に関係している。定量のうちには、外在性すなわち量的なものと、向自有すなわち質的なものとが合一されている。――それ自身に即してかく定立された定量がである(320頁)。

こうした規定性は、比であるとともに、またある定量の他の定量への「関係」なのです。

量的なものがそれ自身外在性のうちにありながらも自己関係であるという、あるいは、向自有と規定性への無関心とが合一されているという、それらの真理からすれば、比は限度である(321頁)。

限度とは質的な定量である。それはまず直接的なものとしては、定有あるいは質がそれに結びつけられているような定量である(323頁)。

それでは、限度のないものとはなんでしょう。

限度のないものとはまず、限度がその量的本性によってその質的規定性を超えたものである(327頁)。

しかし、最初の限度がないとしても、次の量的関係はやはり質的なのですから、限度のないものも一つの限度なのです。
こうした移行、つまり、質から定量への、また定量から質への移行は、無限進行なのですね。

かなり難しくなってきましたね。