殴られても、殴られても | フィラデルフィア ICM 便り

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ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情

色々とクライアントのクライシスが起こっております。

一人は腕を折ってグループホームに帰ってきました。

外のどこかで、誰かにケガをさせられた模様。

まったく、もー

医者に行くのも拒否のご本人をすったもんだの果てに病院行きに。

昨日、今日と、病院で精神科医やナースプラクティショナー(医者同様に処方などが出来るナース以上の存在)と話し合い。

最終的に、腕の手術を拒否するクライアントを病院に留めることにクリニカルチームが合意してくれました。

だって、手術もリハビリもしない場合は障害が残って、腕が使えなくなる診断だったので。

本人の判断力がないに等しいというので、手術には第三者のサインも合意書にいるというのが問題でした。

これは、グループホームのオーナーがサインを決断してくれました。

クライアントが外でボコボコにされて帰ってくるっていうのは、時々あるんです。

本人が悪い場合もあるけどね。ドラッグ絡みで、ケンカになったりとか。

でも、見るからにメンタルイルネスを患ってて、弱そうで反抗できんやろう、ってな悪魔な奴等に面白半分に襲われるケースもあるんです。

若い男の子達が道に座っていたクライアントを殴ったうえに、その人の物乞いで稼いだ幾らばかりかの小金をむしり取っていった例もあります。

そんな小金をホームレスから盗むかぁ。

クライアントには、

だから、もう物乞いは辞めんとアカンで

って、言ってはみるけど、聞くわけ無いです。

銭をくれる人が後を絶たないんだから、物乞い商売も繁盛というわけです。

お金をあげる人は気付いてない、このサイクル、本当の意味での助けになってるかって言うと、疑問でしょ。





ホンマに雪のフィラのこの冬。

川面もしっかり凍って、カモメ達がその上をパタパタ歩いてます。