Mary Howardの物語 | フィラデルフィア ICM 便り

フィラデルフィア ICM 便り

ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情




Mary Howard Clinicという、ホームレスや低所得層のためのヘルスセンターが、ダウンタウンにあります。

健康保険がなくても、ある程度の治療はしてくれるし、予算で常備している軽い薬や塗り薬、ビタミン等の配布なども、経済的に購入出来ない人々に診療後、あげることもよくされてます。


このクリニックは身体と精神医療の両方を提供しています。

とっても人間味のある暖かいnurse practitioner達(ほぼ、医師に近い存在で、診療と投薬が出来る)が、親身に路上やシェルターからやって来る患者たちの治療にあたっています。

ここのnurseやnurse practitioner達は毎月定期的にシェルターやグループホームに出張問診に出かけたりもしているんです。

こんな彼らのアウトリーチは医者嫌いや色々な事情で、クリニックに出向くことの少ない人々に大きな助けになってます。

このシェルターでの問診も含めて、クリニックには何度も難しいクライアントのためにお世話になっています。

不安定な生活状態の患者たちの状況を理解して、サポートしてくれている頼もしいクリニックです。

私はいかにも学歴高いセンセイ顔した雰囲気の医師とは相性がどうしても合わない、またはそんな医師にトラウマ的体験から怯えるクライアントには、Mary Howard Clinicを勧めるんです。

名前のMary Howardの由来はホームレスの女性なんです。

上の写真はクリニックの壁にかけられているMaryへのトリビュートです。

              ヒマワリヒマワリヒマワリ

Mary Howardはフィラデルフィアで知られた存在のホームレスの女性でした。

Maryはいつもサングラスに野球帽、それに彼女のトレードマークの赤い口紅をつけていたので知られています。

彼女は統合失調症を患っていました。

そのMaryのいつも絶えない笑顔とポジティヴな姿勢は、彼女を知る多くの人々の心の琴線に触れたのです。

Maryは路上生活のせいで悪化の一途をたどった健康状態のため、1995年に路上でその人生を閉じました。

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彼女の笑顔は今でもクリニックで、来る人、皆をウェルカムしています。虹






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