コンビニ並みよ、ICM商売 | フィラデルフィア ICM 便り

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ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情

もう日曜の夜。


学生の頃から日曜の夜は何となく気が重い時間。だって、明日は月曜。あー、また学校だわ、仕事だわってね。


ウチのダンナも同じこと、言ってます。


年、思いっきりバレるけど、子供の頃は日曜夜の6時だったか7時だったかに始まるサザエさんのエンディングのテーマ曲を聴く度に、あー、明日は学校だって思ったもんです。


オフィスでも月曜はかえって落ちてる表情の人も多いですよね。

金曜はハードな一週間の後でも、どっか微笑んでるのにね。おっと、これはあくまで土日がお休みのパターンの場合です。


ウチのエージェンシーのICMの面々、数年前まではローテーションで土日勤務があったんですよ。


これは、ICMはクライアントのために24時間・7日全て稼動可能であるべきという市の要請に応えてのためなのです。


現実には、ひとりのICMがアフターアワーも週末も何も無い、プライベート時間が皆無でいつでも現場に駆けつけるなんて、肉体的にも精神的にも無理に決まってます。


なので今は、試行錯誤の上、週末勤務のICM(そのぶん、ウィークディにお休みを取ります)を配備して、何とかカバーしてます。


とにかくクライアントのクライシスが予測ナシに起こる商売です。


オン・コールなるものもローテーションでICM皆が担当していたんです。


これはフィラの各病院やクライシス・リスポンス・センター(CRC)などがアフターファイブに担ぎ込まれたウチのエージェンシーのクライアントの病歴・薬・住居情報、その他云々の情報を入院が必要かどうかのアセスメントや、ホームに帰すか否かの判断などが必要な場合に入手する必要性がある場合に対処するものです。


オン・コール用のケータイと300人分からなるクライアント情報を夜と週末に持たされて、予期せぬ電話問い合わせに対応するんです。

一週間、一人のICMがこれを受け持って、次週は次の人に回ります。


これがねぇ、かなわないのよ。


電話は大抵、夜の2時とか3時。寝てるのを飛び起きて、対応する義務なんです。


時々、間違い電話もあってね、夜中の2時に飛び起きて対応したら、


「アタシよぉ、ジョン?まだ起きてるぅ?」 


     ぶーぶーぶーぶーぶーぶー


バカヤロープンプン、シバくぞ、ボケ爆弾


って言いたくなるの分かるでしょー。


翌日はムロン、朝から仕事。きついよ、けっこう。


昨年くらいから、10時間や12時間、ランチもナシでブッちぎりで奔走しているストレスだらけのICMをちょっとは助けようという意向で、4人いるスーパーバイザー達がオン・コールを受け持ってくれてます。彼らは昼間にクライアントケアをしなくていいのでね。


クライアント情報もようやくそのためのシステムセキュリティが少し整って、今ではスティックに全ての情報を入れて、オン・コール担当が自宅でコンピュータアクセス出来るようになってます。


私たちICMがオン・コールをやってた時は、300人分のプリントアウトした情報が綴じられた分厚いバインダーを持たされてたの。


これを週末にバックパックに入れて、買い物でも何でも行ってたのですよ。

突然、電話が入って、歩道のど真ん中でバインダー開いて対応する羽目になったこともまま、あります。ショック!


ホンマ、ストレス度は「超高」の商売ですわ。


なので、週末はその心配が無い今は、感謝すべきかなぁ。

でも、夜間や週末に起こったことの始末は、そのすぐ後にICMが奔走して片付けないといけないのは同じですけどね。


あー、明日もまた、大どんでん返しが期待できるとんでもない日が待っています。


まだ、夏風邪の残りもしつこく持ってるし、今夜は早く寝るようにします。

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夕暮れのMarket Street。お店が色々と並んでる辺りです。

皆、おうちに急ぐ途中。和やかな一日の終わり。