今回はホンダ・スパーク(2009年式)のショートインプレッション的なトピックです。
スパークは、今のN-WGNカスタムの前身にあたるホンダのトールワゴンで、試乗したのはN/AのP07Aエンジン搭載モデルでした。
正直、今回乗ってみるまで、スパークという車種の存在自体知りませんでした(笑)
シャーシ→2003年に発売された4代目ライフ(JB型)がベース
2006年にゼストが発売。
ゼストのカスタム仕様的なのがゼストスポーツ、後に車名が変わって「スパーク」に、ということでした(2012年まで販売)。
自分がスパークと同年代の3代目ワゴンR(MH22S、2003-2008)を持っていることもあり、どうしてもそれとの比較になりますが。
⬆️
スパーク(2009年式)とワゴンR(2007年式)
印象としては、スパークは内装・走行ともに「高級感」を演出したような感じです。
あくまで軽トールワゴンとしてですが、軽快感のワゴンR、重厚感のスパーク、です。
ホンダが軽自動車に本腰を入れて作ったNシリーズになった今でこそDOHCエンジンを搭載していますが、スパークのP07Aエンジンは2バルブSOHC。
550ccの時代にも、ホンダはかなり後半まで2気筒2バルブを死守していましたね。オシャレである一方、質実剛健というのがホンダっぽくて好きです(笑)
⬆️1気筒あたり2個のイグニッションコイルが見て取れます。
エンジンの特徴は71.0mm×55.4mmのショートストロークと、1気筒あたり点火プラグを2本ずつ配置したi-DSI(intelligent-Dual & Sequential Ignition)システムで、平坦地の街乗りではストレスなく走ってくれます。
軽トールワゴンは、言うまでもなく1993年に発売されたワゴンRがその始まりです。
⬆️ヘタですみませんが、ボンバンのシャーシを使いつつ、シート高を高くして膝を曲げた状態で座らせたのがトールワゴンのミソです。
メリット→
⚫︎着座位置が高いので見通しがよい
⚫︎膝を曲げた分、室内長に余裕が出る
⚫︎軽トラのシャーシを用いた1BOXタイプよりは重心が低く、走行安定性も高い
デメリット→
⚫︎車高が上がった分、車重が増す
自身所有車の比較で恐縮ですが、
ミラバン(L275V)=720kg
ワゴンR(MH22S)=830kg
スパーク(JE1)=910kg
車重を比較すると、スパークに重厚さを感じる原因はこれか、と納得です。
まとめ
スパーク、ワゴンRともに、ものすごく運転はしやすく、街中ではよく走り、車内も充分に広い、そして軽自動車ゆえ維持費や部品代も安い、よいクルマです。
(車重ゆえに登り坂や高速道路はアクセル全開の場面もよくありますが。)
しかし正直なところ、個人的にはスパーク、ワゴンRともに、実用車として便利なこと以外は、クルマとしての特筆するような魅力はないと思います。
どちらがいいとか、それも特になく、どちらか1台があれば、何かと便利ですよ、という感想となります。
最後に、自分的には重きを置かない車内の画像なども、いちおう上げておきます。
⬆️シンプルながら高級感あります。
シフトは1速固定ができないのが難点ですね。
以上、スパークのトピックでした。
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