池袋ウェストゲートパークシリーズの第四弾。

この本が出版された2003年当時、私はフィリピン駐在3年目。2005年立ち上げのT社の現地生産車に搭載する部品の現地生産準備が多忙で、日本の社会事情にすっかり疎くなっていた。


『電子の星』全4編に共通して窺えるのは、

長引く不況(失われた10年・・結局30年続いた)の影響で若者の将来不安が強く、インターネットが急速に生活へ浸透し始めた時代に、若者が「居場所探し」に苦しんでいる。


ネットは人をつなぐ一方で、人を傷つけることもある。結局、大切なのは生身の人間との心が通ったつながりだということ。