『街道をゆく』の「モンゴル紀行」を読みたくて、司馬遼太郎全集第47巻を借りた。
「モンゴル紀行」の前に、「韓のくに紀行」が収められていたので、まずこれから読んだ。
司馬が戦時中、関東軍へ送られるとき、そして終戦の直前に朝鮮経由で本国に帰るときに、貨車の窓から眺めみただけの韓国。
司馬のこの国への関心は、ウラル・アルタイ語族を話していた民族の末裔である韓国と日本(倭)の歴史的に深い関係に根ざしている。
1971年、司馬は釜山へ飛び、かつての加羅、新羅、百済を旅して、遠い昔の倭の痕跡に思いを巡らせる。
20年ほど前から韓国の歴史ドラマを何本も観てきたので、地名も歴史的出来事の関係も既知のものとして受け取れ、一緒に旅をしている感覚にとらわれた。
しかし、当時司馬が見て感じた韓国南部の田舎の風景や人情は、半世紀経った今、大きく様変わりしていることだろう。
<2024年10月 釜山・晋州旅行>





