2025年は敗戦から80年目だった。

戦後、日本は自衛隊があるものの、憲法で戦争を放棄した「平和国家」として歩んできた。


そして、周辺諸国の軍事的脅威に対しては、日米安保条約によってアメリカを頼りにし、自国の軍事について論じることは、戦前の軍隊を彷彿させるとして長年憚ってきた。


しかし、現在は国連による平和維持が幻想となり、大国の横暴が幅を利かすようになった。

また、隣国は軍事力を増強して周辺国を威圧するとともに、プロパガンダにも長けている。


このような国際情勢の大きな変化の中で、戦後全体の歴史の中で安全保障がいかに論じられてきたか、また日本の安全保障政策がどのように変化してきたかを学んで、マスメディアやSNSに惑わされることなく、自分なりの判断力をつけるには一読する価値がある本だと思う。