2月6日に、88歳で亡くなった小澤征爾。
追悼番組を録画していたが、今日再生して観た。
小澤征爾は、その昔NHK交響楽団の指揮者を務めていたときに、母が大ファンだったので、小学校の高学年の頃、母と一緒にテレビでN響コンサートを観ていた。
「N響事件」でN響を去るという悲しい事件があったが、その後「世界のオザワ」として飛躍していく姿を陰ながら応援してきた。
「世界のオザワ」と称えられても、これまでその素晴らしさがよくわからなかったが、追悼番組を観て、実感させられた。
特に、演奏がだんだん弱まっていき、いったん止まって余韻を味わうような、またいつ再び始まるのか期待感と緊張感をともなった「間」の持っていきかた。リハーサルから本番に向けて指揮者と楽団員が一体となって洗練させていく演奏に感動を覚えた。