瀬戸内寂聴さんが11月9日、99歳で亡くなったのを受けて、BSプレミアムで2016年に初回放送した「いのちよみがえるとき 完全密着 瀬戸内寂聴」を追悼番組として再放送してくれた。

この番組の中で執筆中だった「いのち」を図書館で借りようと思ったが、瀬戸内寂聴の特別コーナーが作られていて、主だった小説は既に貸し出しされていた。


やむなく借りてきた本は、東日本大震災の後、梅原猛さんとの対談本「生ききる。」。

瀬戸内寂聴さんは、中尊寺で得度したあと、岩手県の天台寺のご住職になられた。また、梅原猛さんは宮城県仙台市生まれで、愛知県知多郡で育ったということで、小学校までを岩手県釜石市を過ごし、中学から愛知県知多半島で暮らしてきた私としては、なんとなく親近感を覚える。

思想的には必ずしも一致するわけではないが、私の両親の年代の二人が戦争体験も踏まえ、培ってきた思想、宗教観は学ぶところが多い。