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1月3日に62歳になった。
2年前に定年になったときは、担当していたプロジェクトの企画の山場で、現役時代より忙しい日々が続いたので苦情を言って昨年は少し仕事の負荷を軽くしてもらった。
おかげで、月1回は平日に休んで同窓生から誘われた平日ゴルフにつきあったりできた。

しかし、大量の輸入原材料や電力を使う素材産業にとっては昨今の円安は逆風となり、東南アジアの拠点も現地通貨安が収益を悪化させて厳しい状態に追い込まれている。

そんなこともあって、再雇用だからといって楽をさせてくれる状態ではなくなってきたようで、再び現役並みの仕事の責任と負荷をかぶせるようになってきた。
こちらも還暦を過ぎたとはいえ、まだまだ仕事は現役に負けずにやれる自信はあるだけに留まらず、中堅・若手どころが対応に苦慮する煩い人たちを相手にしても調整能力はあると思っているので、現役とは格差がある雇用条件で働いていることさえ忘れないでもらえば納得して引き受ける。

今週は火曜日の夜はドイツ語、木曜日の夜は英語、土曜日の午後はタイ語と語学講座があり、家では予習・復習に励もうと思っていたが、再雇用者には荷が重いやっかいな仕事が舞い込んできた。
こうなると、この課題を片付けてしまうまで頭の中は資料の材料をどう集めて構成していこうかと思い巡らすことで一杯になる。

それでも通勤電車・バスでは英文多読をこなし、昼休みは英語のストリーミング放送を聴くという日課は欠かさなかった。
それどころか、65歳後の人生をどう生きようかと日頃気になっているモヤモヤ感の解消ができないかと、五木寛之の「新老人の思想」と「仏教のこころ」、堺屋太一の「団塊の秋」といつも以上のペースで3冊の本を一気に読んだ。

ストレスを語学学習と読書で逃避する私の習性が蘇ってきたようだ。
逃避しながらも、仕事の解決のヒントがふと閃いてくる。
おかげで課題は納期どおり提出できた。

私の脳はどうも仕事のストレスがないと活性化しないようだ。
読後感想については後日に。