夏季連休中は、一日に数時間韓ドラを観て過ごしている。


その中でも一番面白かったと思ったのは、「哲仁王后〜俺がクイーン?」。久しぶりに笑い転げながら楽しく観た。


3月から始めた韓国語学習が5ヶ月目に入り、いろんな表現が身についてきたようで、韓ドラを観ていて聴き取れる台詞が多くなってきたのも嬉しい。






2ヶ月ほど前に読んだ本だが、読書記録を残していなかった。終戦記念日を機会に読み返してみた。


明治維新から太平洋戦争の終戦まで77年、それからこの本が執筆された前年の2022年まで77年。


戦後7年目に生まれ、戦後を72年間生きてきた私にとって、学校ではあまり教わることのなかった「戦前」の姿は、イデオロギーに引きずられないように注意しながら、本を読んだり、関連するテレビ番組を観て、把握するしかなかったが、未だによく分からない。


特に軍部が政権をとっていた国威発揚につながる神武天皇、教育勅語、八紘一宇などについては、新聞やテレビのマスメディアでは封印されたように触れることさえなかった。


ところが、近年は右派がYouTubeなどのネットを使って、「(古き良き)日本を取り戻す」と、それらを美化して取り上げるようになってきた。


そんな状態なので、「戦前」についての著者の見方や評価に関心を持って読んだ。


著者が巻末で述べている次の言葉に同感だ。

「日本の近代化をめぐる評価で、日本は正しいことばかりをやってきた。非西洋国ではじめて近代化を達成した。アジアを解放した。植民地支配はしなかった。大東亜戦争は聖戦だ。・・・こういう「日本スゴイ」史観は、しかし、ひとつでも不都合な資料が発掘されると、たちまち瓦解してしまう。

 かといって、日本の問題点ばかりあげつらうのが正しいわけではない。こういういわばゼロ点史観は、満点史観の逆張りにすぎない。またこういう日本悪玉論に立つ人間に限って、共産主義の失敗から目をそらすなど、別の脆弱な物語にしがみついていたりする。

 そもそも他人に満点を求める人間自身が満点だった例などみたことがない。現実的な落としどころは、日本は6割5分ぐらいよくやったというところにあるのではないか」





お施餓鬼でいただいた新しいお塔婆を持って、墓参りに行ってきた。


ここ数年、コロナで夫婦二人だけで行っていたが、今年は孫ふたりを連れて墓参りした。