今週、
日経平均株価は
史上最高値を大幅に更新しました。終値ベースで62833円、ザラ場ベースで63091円です。私が株を始めた2013年初は日経平均が1万円を超えたところでしたから、その頃から実に6倍になった計算です

しかし、個別銘柄を見ている個人投資家の体感では、必ずしもニュースの見出しから感じるほどイケイケではないのではないのではないでしょうか

4月末時点では、東証プライム市場で値上がり銘柄数に対して値下がり銘柄数がかなり多く、また日々の新安値銘柄数も200銘柄前後で推移していました(→こちらで確認可能です)。特に、新安値銘柄が200というのは昨年4月以来で、これは相場が大きめに調整しているときの水準です。GWが明けて改善しつつありますが、日経平均の大幅高から想像されるほど幅広い銘柄が上がっているわけではありません。
現在の上昇は、主に米国発のAI・半導体株高を起点としており、東京市場でも、9984ソフトバンクグループ、6857アドバンテスト、8035東京エレクトロン、など、一部の半導体・AI関連色の強い「値がさ株」が日経平均を大きく押し上げているという側面が大きいです。
※日経平均は株価の高い「値がさ株」の影響を受けやすい指数で、例えば、5/7の3320円高の内訳は、ソフトバンクで+804円、アドバンテストで+458円、東京エレクトロンで+429円と、このわずか3銘柄だけでも1691円上がっています。
今後の焦点は、半導体関連以外に幅広く物色が広がっていくかどうかです。新安値銘柄数が減り、値上がり銘柄数が継続的に増え、TOPIXや中小型株も力強く上昇してくるのか。GW明けの5/8には新興市場のグロース250(旧マザーズ)指数でも約3年ぶりとなる新高値を取ってきており、よい兆候ではあります
私は基本的に売られ過ぎからの反発を狙う方針で、売られに売られて安値更新が止まって底打ちしてから、「鍋底型」のチャートを形成した銘柄を好んで買っています。「待ち」の時間が長く、中長期向きの方針です。最近利益確定した銘柄で例を挙げると、3046ジンズがあります。
前述の通り、直近で新安値をつけた銘柄がたくさんあるので、現在、興味を持って監視している銘柄はたくさんあります。
4716日本オラクル、
3038神戸物産、
4661オリエンタルランド、
8267イオン、
7974任天堂など。推奨銘柄ではありません、中長期目線で興味を持って監視している参考銘柄です。投資は自己責任でお願いします

※オラクルはもう安値更新が止まって安値が切り上がり始めたかなと見ていますが、任天堂はまだ底を模索していて、昨日の決算発表を受けて月曜はさらに下げそうだったり、フェーズはそれぞれにだいぶ違いますのでご注意ください。
個人投資家に「持たざるリスク」なんてないので、こんなときこそJOMO(Joy of Missing Out)の精神で、焦らずに相場とつき合っていきたいところです
稲葉浩志 / タッチ
「まさか稲葉さんがあのタッチではないでしょ」と思って聴いてみると、まさかのあのタッチ。WBCの応援ソングです