過去問演習を始めて、みなさん出来はいかがでしょうか。現時点で合格最低点に届いていなくても悲観する必要はありませんニコニコ

 

まず、過去問演習をして比べることになる受験者平均、合格者平均、合格最低点といった点数は、「過去の」「学力がピーク時の」受験生が受験したデータです。つまり、「数か月後に」合格最低点を取れれば合格するという距離感の相手との闘いであることを認識しましょう(しかも、中学受験生のラスト数か月間の努力は皆、半端ないのですから)。この点が、「来春に入試を実際に戦うことになるライバルとの」「途中段階での」比較である志望校別模試との大きな違いです。

 

 

ちなみに、合格者平均点というのは入試当日でも合格者の半数は取れていない点数です。さらに、悠々と合格した人は別のもっと難しい学校に進学してしまうことも少なくないことも考えれば、合格者平均点を取ることがいかに大変か理解できるのではないでしょうか。入試直前までに安定して合格者平均点を超えてくるようなら、合格可能性はかなり高いと考えていいと思います。

 

もちろん、「過去の母集団」と「今年の母集団」は違う(合格の難易度が変わってくる)という点と、配点や採点基準が不明確なので実は真の点数は分からないという点には注意が必要ですが。

 

 

 

 

個人的な感覚では、9月に過去問を始めてから正しい努力を続けていけば、入試本番までに4科目で少なくとも20点以上は得点力が上がると思います(年度を遡っていくと実力が上がらなくても点が取りやすくなるので、「得点力」を測るのは実は難しいのですが・・・)。


一般論としては算数の得点力が最後まで伸びてぎりぎりでなんとかなるという話をよく聞きますが、我が家の場合はそれまで疎かにしてきた知識のインプットに力を入れて、最後は理社の得点力がかなり伸びた実感があります。

 

なお、合格最低点を下回っている場合は、闇雲に志望校の過去問演習を重ねるよりも、取り組み易い併願校の過去問を先にやったり、苦手科目・苦手単元の特訓に力を入れる方が早道ではないかと個人的には思います。

 

また入試直前であっても、過去問で合格最低点±20点くらいの範囲内にいる人は、当日の諸々で良くも悪くもひっくり返り得ると思います。学校によって配点も違い、1点の価値が全然違うのは承知のうえですが、20点というのは1科目あたり5点という意味合いの点数です。

 

最終的に合格者平均点を安定して超えられたら言うことないですが、それは多くの人にとってハードルが高すぎますので、合格最低点+20点以上くらいのところを目標に頑張るのが次善の策ではないかと思います。ラスト数か月、まだまだここから状況は変わります。最後まで希望を持って手を尽くしましょうキラキラ

 

 

 

 

サンボマスター / できっこないをやらなくちゃ

やはり自分じゃだめかなんて無駄な言葉だよ

心を少しでも不安にさせちゃだめさ 灯りを灯そう