小5長男が夏休みに読んで面白かった本をまだ記録しきれず、
今回は「その5」です。おそらくあと1回続きます。
★関連過去記事
◆朔と新
いとうみくさんの著書の中でも中学受験界隈で特に有名な本です。
2021年にラサール中、栄光学園、浦和明の星、淑徳与野中など
多数の中学校で出題されました。
難しい設定なので、これまでタイミングを窺ってきましたが、
ようやく読んで面白いと思える精神年齢になってきたようです。
兄の朔(さく)が1年ぶりに家へと帰ってきた。朔と弟の新(あき)は、一昨年の大晦日、父親の故郷で正月を迎えるために高速バスで仙台に向かい、バスが横転する事故に巻き込まれた。朔は視力を失い、盲学校での生活を送っていたのだ。大晦日に帰省することになったのは、新が母親と衝突したことが原因だった。本来の予定より一日遅れでバスに乗ったのが、運命を変えたのだ。
中学時代、新は長距離走者として注目を浴びていたが、ランナーとしての未来を自ら閉ざし、高校に進学した後も走ることをやめた。そんな新に、突然、朔が願いを伝える。「伴走者になってもらいたいんだ、オレの」激しく抵抗する新だったが、バスの事故に巻き込まれたことへの自責の念もあり、その願いを断ることはできなかった。かくして兄と弟は、1本のロープをにぎり、コースへと踏み出してゆく――。
◆ごきげんな毎日
同じくいとうみくさんですが、朔と新よりずっと読みやすいです。
これは4年生でも読めるでしょう。
念願の庭付き一戸建て。あこがれのひとり部屋。みんながごきげんの喜一の家に、ある日とつぜん、おばあちゃんがやってきた!?
◆グレーテルの白い小鳥
斉藤洋さん著です。斉藤洋さんの本はもう何冊読んだでしょう。
図書館の相談コーナーに集まるのは人間ばかりではないらしい。ついてくる足音、突然あらわれる小鳥、そのむかう先は?「マダガスカルヘビ」「おつりはいらないよ」「グレーテルの白い小鳥」「和田トシキくんの友だち」「おわかれ」の5編からなる、図書館を舞台にした斉藤洋の奇譚集、第3弾。
◆キャンセル未来図
純平の母は人気お笑い芸人。正月も仕事ばかりの母に純平はついに家出を計画。だが出発前夜におかしな兄妹がどろぼうに入ってきた!
◆かすみ川の人魚
学校近くのかすみ川でへんなものをみつけた。人間の赤ん坊ぐらいの大きさで、上半身が人間、下半身が魚……そう、それは人魚だった! ぼくは、友だちの千秋といっしょに、その人魚を大塚山の池でこっそり飼うことに。それから、人魚の「かすみ」と、ぼくたちの物語がはじまったが、かすみがとんでもない事件を引き起こしてしまった!講談社児童文学新人賞作家が贈る、どこかかわいらしく、どこか不気味な人魚をめぐる、少年たちの友情の物語。
◆さよなら宇宙人
これはかなり易しく、3年生でも読めそうです。
ある日、陽子と万寿のクラスに、ちょっとかわった男の子が転校してきます。「ぼくは宇宙人なんだ」と言う男の子に、みんなはだんだんかまわなくなりますが、おせっかいな陽子は、なぜか彼のことがほうっておけず…。