塾の保護者会に行ったり、教育関連のブログ巡りをしていると、圧倒的にお母さんの比率が高く、お父さんはごく一握りですね。そして「お父さんが子供の受験に関わると、仕事のようにエクセルを使ってガチガチに管理しだして…」などと批判的な記事も見かけます汗

 

でも私は、ゴールからの距離感を知り、ゴールから逆算して戦略や計画を立て…という仕事的な考え方は、何かを成し遂げようとする時には仕事に限らず有効だと思っています。

 

 

その際に注意しないといけない点は、思った通りにならないことが特に子供なら多々起こるので、十分にアソビを残した計画を立てることと、一度立てた計画にこだわりすぎず、状況(子供)を見ながら臨機応変に計画を修正していく(場合によってはゴール自体も修正する)柔軟さを持つことだと思います。仕事でも同じだと思いますけど。

 

問題なのは「ガチガチに管理」という、これじゃないですかね。でも別にお父さんだからガチガチに管理するわけじゃないと思います。私は仕事でもガチガチ管理型の上司は嫌いですよ(笑)

 

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自分の仕事に関して言うと(仕事の内容や部下の質にもよるでしょうが)、マネージャーの最も大切な役割は、部下を管理してしっかり働かせるとかよりも、目的達成に向けた道筋の計画を立てることだと私は思っています。これには情報収集力や分析力、それに最後は決断力が必要です。

 

何かを決断(意思決定)することは他の選択肢を捨てることですから、覚悟が要ります。仕事だと、どんな選択をしても批判してくる評論家みたいな人がいますからね(笑)

 

でも決断できない優柔不断タイプの上司のもとでは「やらないよりはやった方がいいだろう」という程度の理由で、やることがどんどん増えていってしまいます。これは部下からするとたまったものではありません。仕事にメリハリがなくなってきますし、工夫しようという気力も自主性もなくなってきます。職場の雰囲気も悪くなるでしょう。

 

 

 

子供の勉強にしても、共通する部分は多いのではないでしょうか。

「やらないよりはやった方がいいだろう」程度の理由で塾のオプション講座や問題集をやみくもに増やすのではなく、逆にゴールを見据えてやるべきことの取捨選択をし、メリハリをつけてあげることが大事だと思います。

 

高校生になるまでには自分でできるようになってほしいですが、小学生ならこの部分は親がやるしかなく、差が出るところだと思います。以前にもご紹介したことがある(関連記事⇒「勉強する意味」)ムギタローさんのYouTubeに、私が書きたかったことがとても分かりやすくまとまっていましたので、そちらを共有して終わりたいと思います。

 

「南極に行きたいと思ったら、いきなり南に向かって泳ぎ出すんじゃなく…」のくだりです。計画を立てずにやみくもに頑張っても、その努力はなかなか報われないですし、ダメな計画の基ではいくら頑張っても、ガチガチに管理しても…(以下略)。

 

 

「ゴール」は受験に関して言うなら「志望校の入試問題が解ける(≒過去問で合格点をクリアできるようになる)学力をつけること」ですね。「模試の偏差値でいくつ以上になること」ではありません。この違いが分からないと、逆算して立てる計画の質はだいぶ違ってくるでしょう。早めに志望校の過去問を確認しておくことは大事ですね。