私は昨年まで日経レバ、ダブルインバース、そして先物など
日経平均を中心に相場を見て、売買を行ってきましたが
今年に入って個別銘柄、それも日経平均と連動が薄い銘柄を中心に
スイングを試みています。これは私としては新しい試みです。
 
そうしてみようと思うに至った理由はいくつかあるのですが・・・
相場って、方向感がなく、ぐだぐだしている時間が
大半なんですよね。実は。
人によって見ている時間軸は色々だとは思いますが。
 
なので、押し目を待ったり暴落を待ったり
あるいはチャートが整ってトレンドが発生するのを待ったりしていると
待ち時間ばかりで売買チャンスがとっても少なくなります。
待てずに中途半端なところで入れば、後で後悔することになるし。
 
でも東証一部だけで2000銘柄。
二部やマザーズ、ジャスダックを合わせたら
3500銘柄も選択肢があるわけですから
 
日経平均でチャートが整うのを待つよりも
たくさんの銘柄の中から、既にチャートが整っているもの
自分が買いたいと思うタイミングにあるものを選ぶ方が
時間効率が高く、理に適っていると考えるに至ったからです。
まあ、改めて書くほどのことでなく、当たり前の話なんですが。
 
特に、抵抗線をなかなか上抜けなくて
ぐだぐだしている時間を我慢強く待つよりも
既に抵抗線を抜けている銘柄を選んで買うことが
非常に時間効率が良いということを、最近実感しています。
 
私はスイングはチャート重視で銘柄を選んでいます。
どんなことをしている会社か、どこの市場に上場しているか、
業績はどんなか等も見ますが、それは二次的な判断材料です。
 
あとは「あるある」の「買ったら下がる、売ったら上がる」対策で
分割買いの分割売り(3~5分割)を基本としていますので
個人的な基準ですが、最小売買額が小さい銘柄
(15万円以下、できれば10万円以下)が好きです。
買い下がる前提で、はじめから大きくは買いません。
 
チャートを重視する理由は、よく言われていることですが
我々、個人投資家がネット等で調べて分かる程度の情報は
既に株価に織り込まれているという考えです。
この株は上がる!とみんなが思うなら既に上がってるはずです。
 
一方で個別株の場合、特に中小型株であれば
決算や材料等は事前に知っている人が実は存在すると思われますが
そういった有利な情報を持っている人の足跡(売買)も
出来高も含めたチャートには反映されています。
 
決算やIRも、一時的に大きく動くきっかけにはなりますが
基本的にはそれらも込みで過去のチャートはできているし

その後の動きを加速するきっかけになるだけ
まずはそう考えてしばらくやってみます。
 
個々には色々なケースがあるでしょうし、どうなるかわかりませんが
安定したパフォーマンスを目指すには確率論的に扱うしかなく
それにはチャート重視が適しているのではないかと思っています。
百発百中を目指すということではなく
確率論的・期待値的に有利な方法を選ぶという意味においてです。

どんなチャートを選ぶかは色々と試行錯誤中なのですが
週足や、月足を確認したうえで
25日移動平均線上でいいリズムで動いている銘柄の
押し目を拾うというのが最近のお気に入りです。
今のとこは、東証一部の中小型株が多いです。
 
今年最初に入ったモバクリ(3669)
そのような観点で入っていたのですが
最近はヒゲやギャップが多く、個人的には
だいぶチャートが「汚く」なってきたと感じて他にいきました。
今週は↓こんなチャートの銘柄の押し目を買いました。
 

 
以上はあくまでスイング(あるいはデイトレ)目線での話です。
日々株価は1%とか、銘柄によっては数%とか平気で動きますが
会社の価値が日々そんなに変わるはずがなく
目先の株価はやはり需給で決まっていると考えるべきでしょう。

 

しかし一方で、長期投資ではむしろファンダメンタルが重要
(長期的には株価はあるべき水準に落ち着いていく)と考えています。
ここはごっちゃにしない方がいいと思っています。

ポジションの大きさ、投資対象(業種、市場)、ヘッジの要否等は
やはり指数動向や資金の流れなどを見て考えるべきと思っており
相場全体を見ることは今後も変えませんが
銘柄探しのチャートを見る時間がもっと欲しいですね・・・
 
今さらながらそんなことを考えてスイングをしている今日この頃です。

色々な考え方があると思いますが、あくまで私の場合、ということで。

今後も新しいことをどんどん試して
自分のスタイルを確立したいと思っています。
 
(※投資は自己責任でお願いします。)

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