勘違いしやすい姿勢のポイント 骨盤帯編 | 新潟・長岡の腰痛改善ピラティストレーナー信田純一のブログ

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新潟市、長岡市で腰痛解消に役立つピラティスの指導をしているトレーナー信田純一のブログです。
年に1~2回、指導者養成コースも開催しています。

おはこんばんちは、信田です。

「先生、私の姿勢どうですか?!(どやっ!)

ってくる方がたまにいます。
前回は肩甲帯の一例をご紹介しました。
今日は骨盤帯編です。

今回も間違えやすいケースなので、是非覚えてくださいね。

●勘違いしやすい姿勢のポイント 骨盤帯編

一般的によくある誤解が、腰痛=反り腰(腰椎前弯)=腹筋(クランチ)で解消できると思っていることです。

最も有名な腹筋運動は、脊柱屈曲運動だと思います。
クランチ、もしくはトランクカールなんて呼ばれるやつです。

これらは姿勢によっては、腰痛を悪化させるエクササイズとなります。

( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚ ナンダッテー!!

そう思う方もいるのではないでしょうか?
僕もPHIピラティスに出会うまでは知りませんでした。

だから姿勢を観察して、脊柱屈曲運動はOKかNGかを見極める必要があるんですね。

ってことで、どういう姿勢はクランチOKなのかを確認していきましょう。

1.腰椎前弯症

・左右のASISが恥骨結合よりも前方に位置する。
・第10肋骨がASISよりも前方、もしくは同じ位置。

この姿勢は、腰椎の前弯が強くなっています。
クランチで腰椎前弯を緩和することができるので有効と言えます。

2.腰椎後弯症

・左右のASISが恥骨結合よりも後方に位置する。
・第10肋骨がASISよりも前方、もしくは同じ位置。

この姿勢は、腰椎の前弯が少なくなっています。
クランチで腰椎前弯がさらに減少してしまうのでNGです。

3.スウェイバック

・左右のASISが恥骨結合よりも後方、もしくは同じ位置。
・第10肋骨がASISよりも後方に位置する。
・外踝2cm前方よりも大転子が前方に位置する。

この姿勢は一見、腰椎前弯症と間違われることが多いですが腰椎の前弯は少なくなっています。
よって腰椎後弯症と同様、クランチはNGとなります。


最後に忠告ですが、姿勢評価はあくまで評価手段の一つに過ぎません。
アプローチの重要なヒントを得ることができますが、全てではないのです。

動作評価と併用して適切なアプローチができるようになってくださいね^^