大腿筋膜張筋と姿勢の関係 | 新潟・長岡の腰痛改善ピラティストレーナー信田純一のブログ

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新潟市、長岡市で腰痛解消に役立つピラティスの指導をしているトレーナー信田純一のブログです。
年に1~2回、指導者養成コースも開催しています。

大腿筋膜張筋に短縮がみられる人ってけっこう多いですよね。

腰、股関節、膝関節の問題と関わりも強いので、トレーナーとしてはしっかり抑えておきたいところです。

まずは、イメージを確認しておきましょう。


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図版引用:プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系



トーマステストとかオーバーテストで短縮しているかどうかを評価できます。

左右とも短縮しているかもしれないし、片側だけ短縮しているかもしれません。

これによって姿勢にどう影響するかが変わってきます。


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【大腿筋膜張筋が左右どちらも短縮している場合】

・骨盤が前傾する

・脛骨に対して大腿骨が内旋する(膝蓋骨が内側を向く)

・膝が外反する

【大腿筋膜張筋が右側だけ短縮している場合】

・骨盤が右に側方傾斜する(右骨盤が低くなる)

・右下肢で脛骨に対して大腿骨が内旋する

・右膝が外反する

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大腿筋膜張筋の短縮 → 骨盤前傾 → 腰椎の過剰な前弯 → 腰痛

大腿筋膜張筋の短縮 → 大腿骨内旋and/or膝外反 → 膝痛


そういうことが起きる可能性があるわけですね。

パーソナルトレーニングでは、こんな感じになります。


姿勢評価 → 骨盤前傾を発見! → トーマステスト(短縮している筋を特定する) → 大腿筋膜張筋の短縮が判明! → アプローチ → 再評価


ちなみに短縮している大腿筋膜張筋に対しては、ストレッチポールを使ったエクササイズをしてもらいます。


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図版引用:コアパフォーマンス・トレーニング


大腿筋膜張筋の短縮によって、中殿筋後部繊維などに筋力低下がみられるときは、ストレッチポールエクササイズの後に、中殿筋後部へのエクササイズもお忘れなくビックリマーク