テニスについて考える② ~手打ちとテイクバック動作~ | 新潟・長岡の腰痛改善ピラティストレーナー信田純一のブログ

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新潟市、長岡市で腰痛解消に役立つピラティスの指導をしているトレーナー信田純一のブログです。
年に1~2回、指導者養成コースも開催しています。

テニスをいくら練習しても上達しない。

そういう人は、パフォーマンスピラミッドを考えてみるといいかもしれません。

そんなことを昨日の記事で書きました。

見ていない方は、先にこちらをどうぞ。


右矢印テニスについて考える①


今日は、もうすこしだけ具体的に書いていきます。

手打ちをする人は、テイクバック動作ができていないことが多いんです。


相談してくる人たちは、言葉は違えど同じようなことを口にします。

「タメがつくれないんですよ~。」

「ボールに力が伝わってない気がする。」

「頭ではわかってるけど、手打ちになっちゃう。」


スポーツっていうのは、動作が自動的にできなくてはいけないんです。

相手やテニスボールは待ってなんかくれません。

フォームを確認している余裕なんてないんです。

そのために練習は大切です。


だけど、自分自身の身体がうまく動かせなかったとしたらどうですか?

意識をしながらゆっくり動いても、柔軟性が不十分でできない動作があったらどうですか?

そのできない動作がテイクバックだとしたら、いくら練習してもそのままなんです。

いくら練習しても手打ちのままなんです。


だから、テイクバック動作に必要な柔軟性などを身につける必要があります。

もう一度、テイクバックのお手本を見てみましょう。


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現在、世界ランク1位のジョコビッチ選手のテイクバック



大事なポイントの一つとして、右の下半身があります。

股関節、膝関節、足関節でバネのように力をためています。

このエネルギーがボールに伝わったら・・・

そう思うとわくわくしますね。(僕だけですか?)


このぎゅっと力をためるために必要な要素として、臀部の柔軟性があります。

専門的にいうと、股関節屈曲・内旋をするために臀部の柔軟性が必要です。

そこで、僕はこんなエクササイズを紹介しています。


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臀部のストレッチPHASE1(ボブ・アンダーソンのSTRETCHINGより引用)



写真は、パーソナルを始めたばかりの人や筋緊張が強い人に紹介するPHASE1です。

テニスは寝て行う競技ではないので、回を重ねるごとに複合的な動作、固有受容感覚を刺激するようなエクササイズへと変化させていきます。


スポーツはたくさんの動作が混ざった複合動作です。

他へのアプローチも忘れずに~ビックリマーク