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DEATH VIDEO 2000

Keep On Burning

倉庫部屋でクローネンバーグの『クラッシュ』を探していたら観た記憶のないDVDを発見して鑑賞。これまたとても面白くて本当に80年代って掘れども掘れども底がない金脈だという思いが更に強く…

 

まあ物語は『エイリアン』と『物体X』を足してそのまま料理したようなSFホラーなのですがそれでいいのよ。「新解釈」とかいらんから。

 

まずはSFな部分を…

ロボット操縦士にビームを発射する宇宙船。これだけでもう立派過ぎるSF映画です。もっと言えば宇宙船の離陸が着陸カットの逆回転だけという『スペース・デビル』も充分にSF映画です。

で、採取した卵が保存器の中で孵化してからが本筋でして…

ガラスを突き破った幼虫が隊員の鼻から侵入。

お腹から飛び出すのもお約束ですがそれでいいんです。以後隊員たちを次々と犠牲にしながら成長を続けます。

そして巨大な成体となった怪物に人類は勝てるのか?

ジェイク・ギレンホールの『ライフ』はこれのリメイクでいいんじゃね?

と思わせる快作です!80分という尺もソリッドで最高!

エイリアン・ファイター (1989)

監督:フレッド・ギャロ

 

80年代特集続きます。

 

 

 

 

80年代にはハードロックホラーというのが何本か作られていまして、個人的には『Rock 'n' Roll Nightmare』が最高だと思っているのですが、今日はその牙城を揺るがすほど面白い劇場公開作品を紹介します。もうSFXの見本市のような映画なので画像も多いです。

「これ以上なにを望む?」という最大級の賛辞を。

 

ブラックローズ (1987)

監督:ジョン・ファサーノ

 

 

今回はタイトル先行で観てみたら…と多くの文献などで語られているあだ花的な作品ですが「いやいや面白いじゃん!」と異を唱えるつもりで書き記します。

 

まずは特殊メイクですが…

どうでしょう?かなりしっかりした仕事っぷりだと僕は思うのですが。

 

更にやり玉に挙げられるのがモデルアニメーションで、不出来!サイズ感がへん!という意見なのですが…

これはもう努力を称賛しましょうよ!B級のホラー映画にモデルアニメが入っているだけで凄いじゃん!と思ってほしいなぁ…

 

悪夢の銀河鉄道 (1984)

監督:ジェイ・シュロスバーグ=コーエン/ジョン・カー/etc

 

 

 

 

 

やはり最強ではないのかなぁという思いがふつふつと湧き上がってしまいどうしようもありません。80年代半ばにホラー映画がブームになり専門雑誌なども日本で刊行されてSFX(Special Effects)という言葉が一般的にも浸透し、呼応するように特殊メイク師が技を競い合った…

それが80年代なのです。そのさなか劇場公開はされずにビデオのみでリリースされた1本を紹介します。

ね、魅力的だと思いませんか?すこし80年代ホラー映画の紹介を続けるつもりです。

ロウヘッド・レックス (1986)

監督:ジョージ・パヴロウ

 

 

 

 

 

 

 

むかしテレビで観て、以来チラシ、パンフ、ポスター、DVD、サントラ盤、ついには奇跡的に発売された1/18のミニカーまで購入した心の映画『ザ・カー』。これにまさかの続編が存在していました。amazonでジャケを見かけてたいした期待もなく購入して鑑賞したこの作品…

物語は近未来、ハイテク車の持ち主がギャングによって高層ビルの窓から落下させられその血を浴びた車の復讐譚…

と思って観ていると後半ハイテク車はギャングによって完膚なきまでに破壊されてしまいます。そこで古ぼけた車庫から登場する車が、まさか、まさかのこの車!!

そう、『ザ・カー』に出てきたジョージ・バリスさんデザインのリンカーン・コンチネンタルではありませんか!21世紀になってこの車が暴れまわる様を観られる日がくるとは!!!

配給会社さん、是非とも劇場公開を検討してください!!その際にはオリジナルのリバイバルも!!

 

 

The Car: Road to Revenge (2019)

監督:G・J・エクターンキャンプ