「あなたは、王として旅を続けなければならない」
バンコクでの商談から帰国する途中、偶然立ち寄ったマカオで、中井はそう娼婦に予言された。
その後、香港支社へ社長として出向することになった中井を待ち受ける運命。
誰が敵で誰が味方か、魑魅魍魎がうごめく中で、愛する女たちを護るために中井が描いたシナリオは・・・
なかなかのボリュームだったので、読み始めるのに気力が必要だったんだけど、いざページを開いてみると、先が気になって一気読み。
まあ、ツッコミどころは満載なんだけどね。
日本の大企業のエリートたちなのに、裏社会に馴染みすぎているし、殺人に絡みすぎだし。
愛する女たちを護るために、無関係な人たちを殺せる感覚も理解できないし。
登場人物たちがみんな、なぜそんなにシェイクスピアのマクベスにこだわるのかも謎だ。
でも読書自体を楽しめたのでまあいいか。
アジアの街の描写が美しかった。