子供をつくらないという約束で結婚した静生と沙都子夫婦だが、結婚9年目にして沙都子が妊娠?
授かった命ならば、と受け入れている静生に対し、バリバリ働いて上を目指している沙都子は頑なに産むことを拒否する。
同時期に母親が入院、医師に人工透析が必要だと言われるも母は治療を拒否。
「生きてるうちに、死なないと」
絵手紙教室に通っていた母親の作品に書かれていた言葉。母親に治療を受けさせるべく、静生は、母の恋人らしき金沢さんや、弟の綾人と話し合うが・・・
母親が息子たちに送った絵手紙のメッセージが、それぞれの背中を押す。
読みやすくてさらっと読み終えた。
登場人物ひとりひとりのキャラがはっきりしていておもしろかった。
ストーリーは、深刻な問題が一気に起きてみんなで話し合うけれど、結局何も結論が出ないまま、自然の成り行きで片が付いた感じ。・・・まあリアルもそんなもんだけど。
最終的にはそれぞれがそれぞれの決意を固めて前に進めたのはよかった。