セカオワのsaoriさんの小説。
やっと図書館予約の順番が来た![]()
直木賞候補にもなったことだし
ミーハーな私としてはちょっと読んでおこうかなってことで。
精神的に不安定で、独特な感性を持つ月島と、
それに振り回され疲弊しながらも離れられない夏子の
共依存のような関係性が描かれている第一部、
その後、精神の病を克服した月島がバンド結成をし、高みを目指すようになり
それを夏子が必死で追いかける・・・という第二部。
絶望的な闇の中から、光が当たる世界へ二人が飛び出せたのはすばらしいけれど
月島と夏子の微妙な関係はこれからもずっと続いていくわけで、
何かのきっかけでまた共に闇に落ちてしまうのではないか?という不安もつきまとう。
セカオワのメロディーやFukaseさんのきれいな声は好きだけれど
歌詞の世界観だったりメンバーたちの関係性については詳しくない私には
どこまでがフィクションでどこまでがノンフィクションなのか全く分からない。
それでもどうしたって、描写がリアルすぎて
月島と夏子は、Fukaseさんとsaoriさんにしか見えない。
(むしろ赤裸々過ぎて恥ずかしいけど)
芸能人の書く小説はいつも全然期待しないで読むけれど
読み応えのある小説だった。
時折、英文和訳みたいな文章が混じっていて表現が独特でおもしろかった。
天才肌のFukaseさんとそれを支えるsaoriさんという関係に見えるけれど
saoriさんも才能豊かな人なんだな。
まあだからこその『ふたご』なのか。