恭一郎には七人の叔母がいる。
もうそれが全てのお話だ。
恭一郎が誰かに語っているという設定で、
八人姉妹の長女である、恭一郎の母から始まり
次女、三女・・・と上から順番にひとりずつ人物像が描かれいく。
文章は読みやすいしそれぞれのエピソードもおもしろい。
しかしながら、四女、五女・・・と進むうちに、だんだん残りページ数が気になってくる。
大丈夫か?八女まであるんだけどこの調子だと姉妹の紹介だけで終わってしまうのでは??
果たして・・・
「以上で八人の紹介を終わります」という感じで物語は「完」。
ミステリーばかり読んでいる私にはまさに衝撃の結末だった。
そもそも、
叔母たちは仲良さそうに見えるけど実はそうでもないってことに気づいちゃったんだよねー
・・・みたいな語り口なのに、実際には事件的なこと、ほぼ起きてないよね!?
むしろ普通だよね!?
というかやっぱり仲良し姉妹だよね!?
あ~でも見方を変えて
「誰だかに叔母の話をしている恭一郎」をメインに据えてみると
これはこれで成立するのか?
この作者の本は初めてなのでよく分からないけれど・・・
まあ楽しく読めました。
・・・じゃあOKなのか。