最初、北欧の物語かと思った。
そしたらいきなりブツッと話が切れて、
???と思ったら、それは主人公・稔が読んでいる小説の描写だった。
稔はあり余る資産の管理を友人に任せて、自分は時間さえあれば読書をしている。
読書→来客→読書→食事→読書
というように、稔の行動に沿って本筋の合い間合い間に読んでいる小説の描写が入っている。
それがまたミステリーなものだから、ついついそちらのストーリーの展開も気になってくる。
おまけに、別の登場人物も同じ本を読み始めるし。
(そのせいで、読書中の本のストーリーが前後したりする・・・)
稔は1冊読み終えて、次の本を読み始めるし。
構成が独特すぎる。
ただでさえ江國さんの作品に出てくる人物はみんな浮世離れしていているのに。
読後の感想としては、「江國ワールドだな~」
登場人物に共感することもないし、正直、変な人たちだなーとしか思わないけれど
でも、時々読みたくなる。それが江國さんの小説だな。