『近いはずの人』 小野寺史宣 | ふぁいのだらだらな日々

ふぁいのだらだらな日々

読書とガーデニングと日々のできごと

 

妻を事故で亡くした主人公・俊英は

かろうじて出勤はしているものの

家ではひたすらビールを飲んで無気力な日々を過ごしていた。

 

妻・絵美は友だちと旅行に行くと言って出かけた先で事故に遭ったのだが

そのいっしょに行った友だちというのが誰なのかは不明のままだった。

 

謎を解く手がかりは、遺された絵美の携帯のみ。

携帯のロックを解除するために、俊英は毎晩4ケタの数字を順番に入力し続けている・・・

 

・・・とここまでは、なかなか興味深い展開だったんだけどな~。

4ケタの暗証番号を解除するとか、この前の『ミナトホテルの裏庭には』と

若干かぶっているなあと思いつつ、期待でわくわくしていたんだけれど。

 

でも、暗証番号があっけなく解除できた後のストーリーは、なんだかな~という感じ。

なんか登場人物全員にモヤっとするし。

 

一番近くにいると思っている人のことが実は全然分かっていなかった、ということは

まあよくあることだとは思う。

でも細かいあれやこれやはさておき、もっと大きなくくりで受け入れるというのが

夫婦愛だったり家族愛だったりするのではないかな~と思うんだけども。

というか、そうありたいと願っているんだけれどもね。

 

まあ、俊英と絵美は結婚4年目だったからかもしれない。

結婚30年目の夫婦とかだったらまた全然違ってくるよね。当たり前だけどにひひ