「素振り正しく振れる様になりましたね。
次は、一本になる素振りが肝要です。」
林邦夫範士(剣道範士八段)
表題は、一昨日の私の1000本の素振りを林範士がご覧になって、
昨日、林範士から頂いたのメールです。
ここからは、全て林範士にブログに掲載することを快く許可を頂いて掲載します。
「一本になる素振りが肝要」
私が、林範士に返信したメールは
「ありがとうございます。
いつもプレジデント範士から一本にならんじゃないか
と稽古中にお叱りの激が飛びます。」
林範士から
「一本は、気の一本、手の内の一本、身体の一本があります。
個々に分けながら、最後は心身融合への一本に導く事がコツです。」
さて、昨日は膝の休養をしながら、次の段階の一本になる素振りとは?を
一日中模索していまして・・・
行きついたところは・・・
再度、昨年5月にコロナの中、
林範士がアップされたYouTubeの中にヒントはないか??と探して・・・
ありました。
「林邦夫流剣道講座 実打編」
昨日はこの動画を繰り返し見て・・・
今日は、素振りと振り下げ振りかぶりをした後に座布団を用意して
「実打」をやってみました。
☆木刀を使って
20220131 115517 Trim - YouTube
☆竹刀を使って
20220131 115640 Trim - YouTube
この動画を、林範士に送りましたら、すぐに返信がありました。
林範士より
「座った姿勢での素振りは、一番良いのは右片手素振りです。
次が左手で一番悪いのは諸手です。
それは音による判断です。
力点になる右手は、竹刀がバランス良く振る位置で握っているからです。
諸手は、右手と左手の振るバランスが整っていないからです。
能く能く研究されたし」
実は立っての実打も行っていたのですが、
両手の場合、ぶれて打突部位に当たるのが座布団ではよくわかります。
自分で
「これじゃあ、プレジデント範士に一本の面が当たるわけないよね」と思いました。
さて、それではどうしようか?と考えていると、
林範士からわざわざ、ご自身が直後にご自宅で行われた実践動画が送られてきました。
動画は2つ
1:大きく打つ方法
2:試合などで使う小さく打つ方法
ここで、大きく打つ方法には、林範士から以下の注釈が付いていました。
「マニアックMさんへ
私の大切なセイターの脇の下が破れています。
コロナで素振りをしていたら破れました。
カシミヤです。」
「破れたことは、それだけ回数を振ったことです。」
そこで、2の動画だけ流そうかとも考えましたが、
1の動画があって、2の動画も納得できる内容でして。
2の動画だけ見た人は勘違いして練習する可能性があると考えて、
林範士に了解を得まして、1と2の2つの動画を掲載させていただきます。
迫力があります。
1:
2:
「林邦夫範士には、コロナで迷える剣士の為に、方向性を与えていただき
心より御礼申し上げます。
明日は、自宅で椅子に座って面をたたく剣士が増えると思います。
くれぐれも家族からクレームが出ないようにしてください。」
マニアックM