パリのヘソとノートル・ダム大聖堂について | Espressoのブログ

パリのヘソとノートル・ダム大聖堂について

今回は、パリのおへそと大聖堂についての話です。

パリのおへそ

パリのヘソは、シテ島のノートル・ダム大聖堂前の広場にあります。大聖堂に気をとられ見過ごしてしまうのですが、大聖堂の中央扉から西側約25m程の地面に星形の印がはめ込まれています。この星形の印がゼロ地点でパリから距離を測る際の基点になります。※本来は星形ですが、写真のようにまわりの部分が黒くなりヘソ胡麻のように見えるので、個人的にパリの中心のヘソだと思っています。

CRYPTE DU PARVISの石碑

この星形の基点から50m程西側にはCRYPTE DU PARVISの石碑があり、石碑の下には、ガリア人の住居跡や3世紀頃のガロ・ローマ時代から19世紀にいたる遺構(地下)の考古資料館があります。星形の基点の上に立と、パリの中心と約2000年のパリの歴史の上にいることになるので記念写真は是非ここで撮ることをオススメします。


ノートル・ダム大聖堂について

ノートル・ダム大聖堂ノートル・ダム大聖堂

ノートル・ダム大聖堂ノートル・ダム大聖堂

ノートル・ダム大聖堂は、聖母マリアに捧げられた聖堂で1163年に建設が着工され1345年に完成しました。左扉口には「聖母マリアの戴冠」、中央扉口には「最後の審判」、右扉口は「聖女アンナ」で、扉の上部には28人のユダ王国の王の彫刻が立ち並んでいて、上段にはこの大聖堂を飾る西のバラ窓と聖母
子の彫刻があり、北塔と南塔の間には高さ90mの尖塔が立っています。

バラ窓バラ窓

北塔の螺旋階段は387段もあり、この螺旋階段をあがり上部にいくには些か体力がいります。南塔には、ヴィクトル・ユゴーの小説「パリのノートル・ダム」にでてくる重さ13tの大鐘がありますがユゴーが小説を書いた時点では、まだ大鐘は南塔には吊り下げられてはいなかったようです。この聖堂の中には、パイプの数が6100本もあるパイプオルガンがあります。この大聖堂の横幅は48mあり、7000人も入れるそうでクリスマスコンサートも催されたりしています。


この大聖堂のパイプオルガンの仕組みを少し知ることができる画像がありましたのでご覧になって下さい。演奏を聴く方はいいですが、パイプオルガンを演奏するオルガニストは体力が必要のようです。