今日も平和にシカゴの一日は過ぎていく。今日は、


1.以前リサーチ・アシスタントをした給与が入ってきたので(自給10ドルだからスズメの涙ほどだが)、前から欲しかったミクロ経済学の本をアマゾンで購入する。100ドル近くしたから、よく読んで元を取ろう。


2.ミクロの復習をする。Varianの教科書、Microeconomic Analysisを読みながら、Beckerが作成した練習問題を解く。今日は家庭内の生産活動について。


家庭内で生み出される財(要は、主婦の家事とか)は、市場価格はないけど、一定の仮定を置いて「Shadow Price」を定式化し、これに外的なショック(たとえば賃金の変動、非労働収入の変動など)を与えて家庭内の生産活動に対する影響を考えるというもの。効用関数がAdditive Separableと仮定できるかどうかで大分違った結論が出るのが面白い。


Beckerの作る問題は大体「家族愛」「自殺」「ギャンブル」「結婚」など、普通の経済理論で扱うトピックをはるかに超えた問題が多いので、まあ今回の問題はかなり普通なほうだ。こういうのはある程度システマチックに対応できるので、勉強した甲斐があるというもの。あまりに突拍子がない問題は、「思いつき」「アイデア」で勝負になるので厳しい。


3.キムチチャーハンを作る。油の量、火の加減がなかなか難しいが、まあまあの出来。


4.夜は夕ご飯を食べながら甲子園を見る。夜に見る甲子園というのもオツなものである。













今日は2週間に一回の日本食買出しの日だ。

この日は妻も早起きし、朝8時過ぎには家を出る。

早起きをすると高速道路が空いているので快適、快適。


最初に行くのは、韓国スーパーの「Hマート」だ。車で40分ほど。

品質はそこそこだけど値段が激安なので、野菜なんかはここで購入する。

ぼくの好きな空芯菜はここでしか売ってないので、買って夜は早速ニンニク、チリペッパーと合わせた炒め物を作った。ビールのつまみに最高だ。あと、当然というかキムチも充実しているのでここで購入。


次は、Hマートから程近い「ベビザラス」でベビー用品を購入。

とはいってもほとんど借り物で揃っているので、購入したのは消耗品。これは自分たちでそろえないとしょうがない。中でも大物はずばり紙おむつである。

200枚入り40ドルのものが5ドル引き・・・と言ってもそれが安いのかどうか全然分からない。

一体200枚もの紙おむつを使い切るのにどんだけの日数がかかるのか?子供の肌に合わなかったらどうする?もっと安いプライベートレーベルのとはどう違う?などと悩んでいるとあっという間に時間が過ぎてしまう。


さて、次は車でさらに30分ほど行って「テンスケ」という魚屋兼スーパーに行く。

ここは経営している統一教会系の会社?が自前で船を持っているので魚介が(シカゴでは)抜群に新鮮と評判。実際、ちょっと割安で鮮度がいいので我々もよく利用している。

今日はここで昼ごはんにちらし寿司を食べる。ちゃんと海鮮が一通り乗っていて8ドルと、大満足だ。

シカゴで払った代金に見合うクオリティの寿司を提供しているのは、ここくらいである。


最後に日本のスーパーではもっとも大きなミツワに到着。

ここで日本の食材を少しとお菓子を買い足す。あと、日本のパンも。これを2週間分買って冷凍して毎朝食べるのだ。紙おむつが結構高かったので、ここでは節制して本当に必要なものだけを購入。


帰りは夕方の渋滞を避けるべく急いだんだけど、結局帰ってきたのは4時近く。

うーん、今はいいけど授業が始まるとこんな悠長なことはできないだろうな・・、と思いつつもいつになく美味しく、かつ超ヘルシーな夕飯(野菜料理4品プラス刺身数切れ)を食べることができたのでよしとしよう。























今日はインド人の友人Sと食事をしてきた。

普段、外食をすることは本当にめったにないので、生ビールとフライドポテト・フライドチキンというありきたりの食事が妙に美味しく感じる。


彼はなんとNYに住んでいて、投資ファンドのアナリストをしている。土曜日の朝6時のフライトでシカゴに来て午前・午後と授業を受け、夜8時のフライトでNYに帰っていくという気合の入ったパートタイムの学生である。日本だとなかなか見られない気合だけど、アメリカでは普通らしく、ワシントン、ボストン、果てはフロリダから「通学」してきている人にもあったことがある。これはすごい。


なぜこんなに皆勉強熱心なのかというと、Sいわく、資格が給料に直結しているからだそうだ。

彼も過去にCFAをとったから、オラクルのなんとかデータマスターの資格を取ったから、等々の理由で昇給を交渉し、毎回満足の行く額を勝ち取ってきたらしい。

MBAもそういう資格の一部なので、あと1年で絶対にとるよ、とのことである。


始めてあったときの彼の印象は、単に小太りのインド人のおっさんという感じで、初歩の数学(逆行列の計算とか。。。)コンピューターの使い方をやたらと質問してきたのでなんなんだという感じだったのだが、実は非常に成功しているファンドのアナリストであることが判明。会話からして、


S「最近車を買ったんだ。」

ぼく「へー、なんていう車種?」

S「X5だよ」

ぼく「ふーん、そうなんだ。(たぶん、フォードとかシボレーにでもX5という車種があるんだろう・・・)」


という感じだったのが、通りがかった車を見て、「ああ、あれあれ」と彼が指差したのはBMWのX5ではないか!


その時からこの人は(全然そうは見えないが)かなりリッチなんじゃないかと思っていたのだが、


S「そんなことないよ、去年NYで家を買ったら値段が下がって、今の家のバランスシートはマイナスだね」


と笑って言う。聞けば彼の年収が●千万円、奥さんの年収もほとんどそれと同じで世帯収入は、まあNYに家も買えるよな、という金額だった。


うーん、こんな人たちに(去年ティーチング・アシスタントをしていたときに)簡単なファイナンスの初歩を教えていたのか。。。と思うと、なんだか複雑な気分になる。つまり、ぼくが持っているような知識なんて全然(と言ったら失礼だが)なくても別に成功する人は成功しているわけである。


これから死ぬ思いをして勉強し続けて、結果どうなるのか・・・。

まあ、人は人、自分は自分、なので考えるのは止めよう。

とりあえずNYの面白い話を沢山聞け、酒をおごってもらい、有意義な?一晩であった。