こんにちは、健康と美の【ファーマシー大学堂】薬剤師の前田順子です。
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昨日のブログでご紹介した、七夕の日に放映された「ポツンと一軒家」に登場した「黄連」栽培をしている加藤さんには、本当に頭が下がります。テレビで見たのですが、もう一度動画でも見ました。
その黄連の価格ですが、30数年前の最高値の5分の1くらいになった時期もあり、今は少しずつもちなおして最高値の時の2分の1くらいだったかになっているそうです。それでも稼業として食べていけないそうです。
値崩れした理由は、中国産の安いものが入ってきたからですが、最近は本場中国の方々が漢方薬を大量に使うようになり、中国産の価格が高騰しています。日本の黄連の大半が、ポツンと一軒家の加藤さんを始め福井県で作られているとのこと。中国産の高騰とともに日本産の需要が高まり価格が上がったことは、生産者の方にとっては良い事だと思います。
「牛黄」は牛の胆石ですが、全ての牛が持っているわけもなく貴重なものです。牛黄には、簡単に言うと身体のつまっているところを通すという働きがあり、緊急時に大変重宝します。ストレスで気が詰まる時にも使えるし、熱中症や風邪の時の熱をさましてくれる働きもあり、万能救急薬として最高です。黄門様の印籠の中身には、この牛黄が入っていた!と言う説もあります。この牛黄は「金(ゴールド)」よりも高くなっているらしく(変動はありますが)、超高騰しています。ちなみに現在の金価格は1gが5000円を超えていますので、牛黄がいかに高貴薬かが分かりますね。
その他の生薬もかなり高騰しているので、私たちの仕入れ価格は上がっていますが定価はそのまま・・・・・が大半で、患者さんのために多処方の在庫を持つ薬屋稼業も大変です。
昨日、黄連の価格が下がっていると綴ったことが読者の皆様に誤解を与えて、漢方薬全体が値下がりしているという印象をもたれているといけないと思い、本日のブログとなりました。漢方薬に使う生薬は、どんどん高騰していて、メーカーさんによっては「あまり出ない処方」を製造中止にしています。経営上は仕方ないことですが、困るのは患者さんです。
将来の漢方治療のためにも、無意味な長期処方や???な処方で、結果的にゴミ箱行きになるようなことに歯止めがかかるといいな~本当に必要な生薬が足りなくなってしまったら、どうするの?大学病院で、葛根湯の処方28日分が何か月も何か月も続いた例を聞いたことがありますが、葛根湯をこんなに続けて飲んでもいいの?(いいはずがない!のですが・・・・)
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