わんことにゃんこと中医学 

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わんことにゃんことの生活に陰陽五行のエッセンスを

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先日9才のチワワのリュウ君
最近「ケーッ」と吐き出すような咳を良くするの、とご相談を受けました。
吐くような咳で最初に心配するのは心臓からの咳。心臓のポンプの働きが悪くなって肺に血液が残りがちになるような時に見られることがあります。
でもうかがうと診察は受けて検査も一通り受けたけれど異常なしだったとのこと。
鼻水もよく出てるけど花粉症とかなのかしら?と。
それでは、と中医学的に考えると…
咳は呼吸器の症状で「肺」が関係します。
「肺」は呼気で体の水分を排出する出口でもあります。呼気は気体です、液体ではありません。体の水分を気体にするためには「気」と「熱」が必要。
春は冷えのぼせや肝が高ぶりやすくて気の失調が起こりやすい季節です。症状はここ2、3週間くらいで増えてきたそうです。
冷えのぼせ、肝の失調があると体は「気不足」の状態。呼気中の水分は上手く気体にならず、肺や気道に残りやすくなり痰が絡んだような咳が出やすくなるのです。
リュウ君はちょっと太めで水滞体質。寒がりでいつもホットカーペットの上にいるとのこと。
気血不足がありそうです。
リュウ君にはもう少しダイエットをして、下半身を冷やさないような洋服か腹巻きをしてもらって、で咳に変化が見られるか
経過を見てみましょっか
とお話ししました。
すこーし怒りんぼなリュウ君ですが体の水はけがよくなればイライラしがちな気持ちも晴れるはずです。
相乗効果も期待して(^-^)