今週は先週のチェックリストで服装の項目が多かった方の対策方法を書きたいと思います。
 冬は、どうしてもモコモコとしてしまいスタイルをよく見せようと、ついガードルや補正下着をつけてしまいますが、これらの下着は下半身の血管を締め付け、血液の流れを滞らせてしまいます。その結果、身体の隅々まで体温が行き渡らず、冷えを悪化させてしまいます。下着類は出来るだけゆったりとしたサイズで、通気性と保湿性に優れた絹や毛、綿なども天然繊維のものを選びましょう。腹巻や毛糸のパンツは、特に冷えやすいお腹を守るのでおすすめです。室内の温度と外の気温の差が大きいこの季節。防寒小物のマフラーや帽子、はおりものなどを組合わせて、こまめに温度調節をしましょう。上半身にあまり分厚いものを着込みすぎると、汗をかいて不快になる事もあるので、通気性のよい服を必要に応じて脱ぎ着するのがコツです。

戸外では
首にはマフラーかスカーフを巻いて、隙間から入る冷気をガードしましょう。
裏地のあるコートや、薄手のセーターやカーディガンを、気温の変化に応じて脱ぎ着します。
下半身は上半身より1枚多く重ねるのがポイントです。パンツやスカートの下にはレギンスやタイツ、毛糸のパンツなどを重ねて履きましょう。
スカートを履く場合は、発熱するサーモ素材の下着や厚めのタイツにブーツをあわせるなど、下半身が冷えないようにしましょう。
室内では
肩が冷える時はスカーフやストールを使いましょう。夏の冷房対策にも応用出来ます。
ゆったりとした上着を着て、身体を締め付けないようにします。
座っている時間が長いと腰の血行が悪くなるので、ウエストのゆったりとしたボトムを選びましょう。ひざ掛けもおすすめです。
靴は出来れば室内履きにはきかえて、ゆるめの靴下やレッグウォーマーを重ね履きします。
長時間暖房のきいた室内にいると、つい冷たい飲み物がとりたくなりますが、身体のためには温かいお茶が一番です。黒豆茶なら、身体を冷やすカフェインや砂糖が含まれず、血行をよくするポリフェノールがとれます。
携帯カイロを使いこなす
背中:肩甲骨の間に貼りましょう。肩こりや指先の冷えに効き目があります。
腰:ウエストよりやや低めに貼ります。生理痛や腰痛にも効果があります。
足の付け根:太い血管が通る足の付け根を温めます。下半身が冷えがちな方は是非ここに。

来週はチャックリストで、ライフスタイルと食生活の項目が多かった方の対策方法を書きたいと思います。
先週に引続き「冷え症」についてです。
今の日本では、女性の約半分が冷え症だと言われています。女性の冷え症には、色々な理由が複雑に絡んでいます。女性はもともと男性に比べて筋肉が少なく、熱の生産量も少ないとされています。腹部に卵巣や子宮があるので血液が滞りやすい事も一因です。女性ホルモンのバランスの崩れも自律神経に影響を与えています。冬場の薄着やハイヒール、ダイエットなど現代風のライフスタイルも、女性の冷え症の増加につながっています。
しかし男性に冷え症がない訳ではありません。冬も夏もスーツ姿で働く人は体温調節の機能が衰え、女性と同じように冷え症になりやすいと言われています。仕事のストレスや不規則な食生活も男性の冷え症を増やしています。

冷えの原因を探す
 冷え症は、生活習慣を少し変えたり、簡単なセルフケアをすると、ずいぶんラクになります。冷え症を招く生活をしていないか、確認してみて下さい。
服装
冬でもスカートとストッキングの組み合わせをよくする
ハーヒールをよく履く
ウエストがきつめの服やベルト、ガードルを使っている
夏はキャミソールやTシャツなど肌を露出して過ごす
家では靴下を履かず、一年中、生脚でいる
冬は分厚いコートとセーターが定番
ライフスタイル
お風呂はバスタブにつからずにシャワーで済ます
デスクワーク中心で身体を動かさない
タバコを吸う、もしくは周囲に喫煙者がいる
イライラしたり、落ち込む事が多い
夏は冷房、冬は暖房のきいた室内にいる事が多い
起きる時間が毎日ばらばら
食生活
ダイエット中で食事の量を減らしている
冷たいジュースやアイスが好き
外食や出来合いのもので食事を済ます
果物や生野菜のサラダをよく食べる
ビールやカクテルをよく飲む
朝食を摂らない

来週と再来週は原因にあった冷え症に対する、対処法を書いていきたいと思います。
この冬はお財布にも寒い冬だと言われ、昔ながらの湯たんぽが流行ったりしていますが、まだまだ寒いこの季節に「冷え症」について書いてみたいと思います。
 人の理想的な体温は36.6~37度で、寒い冬でも暑い夏でもほぼ一定に保たれています。体温は内臓や筋肉で作られ、心臓から送られる血液によって身体の隅々にまで届けられます。
気温が低くなると、身体は体温を守るため様々な反応をします。ガタガタと震えるのは、筋肉の運動量を増やして熱を生み出すためです。鳥肌が立つのは、毛穴を閉じる事で体温を守るためです。さらに末端の血管を縮めて身体の中心部の熱を保とうとするので、指先は冷たくなります。ある程度時間が経ったり、身体を温めると、縮まった血管は緩んで血流が回復し、寒さに対する身体の反応は収まります。
しかしいつまで経っても血流がもとに戻らず、体温が回復しないのが「冷え症」です。手や足などの、身体の抹消部分の血行が悪くなるのが特長的です。「暖房のきいた部屋にいても、なかなか手足が温まらない」「手足が冷たくて、よく眠れない」等に思い当たったら、「冷え症」かも知れません。
 最近、冷え症に悩まされる人が増えています。「日本はそんなに寒い国ではないのにどうして?」と思う方もいるかもしれません。冷え症の増加の原因は気温よりも、血管の収縮と拡張に関わる自律神経の乱れにあると考えられています。現代ではエアコンが普及して一年間室温がほぼ一定に保たれています。実はこの室温の均一化が、身体が本来持っている季節に応じた調節機能を鈍らせています。冬は頭がぼーっとするほど温かい部屋から寒い戸外へ、夏は冷房がガンガンきいた部屋から暑い戸外へ、1日何度も行き来して、そのたびに瞬間的な体温調節が必要になります。すると自律神経に大きな負担がかかり、だんだん体温の調節機能がマヒしてきます。ストレスに満ちた毎日やバランスの悪い食生活も、自律神経の働きに悪影響を与えます。さらに交通手段が整備され、デスクワークが増えた社会では、身体を動かして血行をよくする時間も減りました。身体が自然に温まるチャンスはどんどん少なくなってきています。
 来週は「冷え症」のチェックを行いたいと思います。