先週は血液サラサラ度チェックをおこなって頂きましたが、いかがでしたか?「とくに病気もしていないし、健康診断でも問題なかったから大丈夫」と自分ではそう思っていても、実は中高年の半数以上がドロドロ血液だというのが現実です。油っこいものばかり食べている、運動をしない、ストレスが多い、タバコを吸う・・。思い当たる方はドロドロ血の可能性大です。
 そもそもドロドロ血とはどういう状態なのでしょう。正体は血中のコレステロールと中性脂肪です。この2つが増えすぎると血液がドロドロになり、「高脂血症」という立派な病気になります。
コレステロールは細胞膜やホルモンをつくる材料となり、中性脂肪はエネルギー源として利用されるなど、どちらも本来私たちの体に必要なものです。けれもど、中性脂肪が多くなると血液のネバネバ度が増して、「血栓」と呼ばれる血液の塊が出来やすくなります。血栓が増えると血液が流れにくくなってしまいます。また、コレステロールが増えすぎて酸化されると血管の壁に付着し、血管の内側が狭くなって血液が流れにくくなります。血液の通り道が細くなると、高い血圧がかかり、血管が硬く、もろくなってしまいます。これが「動脈硬化」です。
動脈硬化は実は早い方で10代から始まっていると言われています。高脂血症も動脈硬化も自覚症状がないのが怖いところです。気がつかずにそのままにしておくと、大変なことになってしまいます。動脈硬化が進行して心臓の血管の内腔が狭くなると狭心症になります。血管が詰まると心筋梗塞になります。脳の血管で血流が途絶えると脳梗塞になるなど、命に関わる発作に突然襲われる事にもつながりかねません。実際に若い方の突然死も増えているのだそうです。
ではどうすれば動脈硬化を防げるのでしょうか。答えは簡単、血液をサラサラの状態に保つ事です。運動不足、睡眠不足、喫煙やストレスなど、ドロドロ血の原因はたくさんありますが、なかでも一番大きな影響を与えるのが食生活です。
来週はそんな血液サラサラと食生活について書きたいと思います。
今回は「血液サラサラ生活」について書いてみたいと思います。
まずは、現状の血液サラサラ度チェックから。下記のあてはまる項目にチェックしてみて下さい。

最近運動をしていない
太っている
肉が好きで野菜をほとんど食べない
甘いものが大好き
ヘビースモーカーだ
お酒を毎日飲んでいる
ストレスがたまっている
血圧が高めだ

0~2個・・危険度10% 今のところサラサラ。健康的な生活を続けましょう。
3~5個・・危険度50% 少しドロドロ。チェックのついた生活習慣を中心に見直しましょう。
6個以上・・危険度80% かなりドロドロ。今すぐ生活習慣全体を見直しましょう。

具体的な血液検査の数値みると、コレステロールや中性脂肪が多ければ高脂血症の恐れがあります。健康診断の結果などを利用して、自分の数値を確認してみて下さい。
■総コレステロール  220mg/dl以上
■LDL(悪玉コレステロール)  140mg/dl以上
■HDL(善玉コレステロール)  40mg/dl未満
■中性脂肪  150mg/dl以上
検査方法によって多少数値が異なることもあります。日本動脈硬化学会が定める一般的な指標を参照。

来週からは、血液サラサラと生活習慣について書いていきたいと思います。
今週は2月パート2の冷え症チェックリストで、ライフスタイルと食生活の項目の多かった方の対策方法を書きたいと思います。
 まずはライフスタイルの項目の多かった方の対策方法です。
筋肉をつけて熱を生もう
身体の熱の4割以上は筋肉で作られます。スポーツをしりなど、身体を鍛えて筋肉をつける事が大切です。まずは階段ののぼりや、軽いストレッチ、一駅分の距離を歩くなど、小さな工夫から始めてみて下さい。
入浴はゆっくり湯船で
シャワーだけの入浴では身体の表面しか温める事が出来ません。身体の芯にある内蔵や筋肉まで温めるためにゆっくり湯船につかるようにして下さい。
タバコは冷えのもと
タバコの煙に含まれるニコチンは自律神経を刺激して血管を収縮させ、活性酸素を増やし、血液の流れを悪くします。自分が吸っていなくても、周りに吸っている人がいたら要注意です。
冬と夏で適温を変える
エアコンは、冬は22?24度、夏は25?27度に設定します。冬と夏の湿度にこれぐらい差をつけておけば、身体は季節の変化を感じ取り、本来の調節機能が鈍りません。
きちんと起きて、きちんと休む
不規則な生活は体温を維持する自律神経の働きを弱めてしまいます。就寝時間は仕事や遊びなどでどうしても変わりがちなので、まずは朝、決まった時間に起きるように心掛けてみて下さい。疲れた時はきちんと休憩をとって、疲れを持ち越さないようにする事も大切です。

 次に食生活の項目の多かった方の対策方法です。
筋肉をつけて熱を生もう
食生活をおろそかにすると、自律神経の働きが悪くなります。特に朝食は大切です。眠っていた身体を温め、脳を活性化させるために必要です。忙しくてもホットミルクやおにぎり、レトルトのお粥などをお腹に入れてから出かけるようにしましょう。
食べて血行をよくする
活性酸素は血液をドロドロにして血行を滞らせます。抗酸化力のある栄養を摂りましょう。植物の抗酸化成分ポリフェノールはチョコレートや赤ワイン、りんご、お茶などから摂る事が出来ます。「若返りのビタミン」と言われる程強い抗酸化力を持つビタミンEは、ナッツや植物油に多く含まれます。
身体を温める食材を選ぶ
食材には身体を冷やす物と、温める物があります。夏が旬の野菜やトロピカルフルーツは身体を冷やします。一方、冬が旬の野菜や、土の中で育つ作物は身体を温めるとされています。これらの身体を温める食べ物を積極的に食べるようにして下さい。キムチ鍋や豆乳鍋など、鍋メニューもいいですね。
女性のリズムを整える
冷え症は女性ホルモンのバランスの崩れと無関係ではありません。生理不順や月経痛は、冷え症に悩む人に多いと言われています。女性ホルモンに似た大豆イソフラボンを意識的に摂るようにしましょう。
食べないダイエットはしない
食事を減らすダイエットでは身体の熱を作る筋肉が減ってしまいます。血行を促すビタミンや血液のもとになる鉄分も足りなくなり、冷え症以外のトラブルを招く事もあります。痩せたい時は、まず運動で消費カロリーを増やす事が大切です。
 
 1ヶ月にわたって冷え症について書いてきました。少しでも参考になってたらと思います。