今回は、健康とは少し違うお話をご紹介したいと思います。テーマは「防災」についてです。

 もう過ぎてしまいましたが9月1日は「防災の日」です。歴史に残る、関東大震災が起きたのは大正12年9月1日でした。「防災の日」は、その教訓を忘れないために作られた記念日です。台風の季節に備えるという意味も込められており、この日を中心に各地で防災訓練などが行われます。
 日本は地震大国です。少し古い資料になりますが、内閣府の調査によると、1995年から2004年までに日本で起きた、マグニチュード6.0以上の大地震は210回です。今年も記憶に新しいところでは、6月に岩手・宮城内陸地震があり、その数はどんどん増えています。この210回という回数は、世界の地震のおよそ4分1に当たります。また、台風の通り道になることも多く、土砂崩れなど山の災害も心配です。
 予報は常に進化していますが、いつ来るか断定出来ないのが天災です。備えは心のゆとりになるのもです。まずは家族みんなで、おうちの安全度チェックから始めてみてはいかがでしょうか?
 では、もしお家にいる時に、災害にあったら外よりも安全と言えるでしょうか?安心して過ごせる部屋にするには、どうすればよいのでしょうか?
5年前(平成15年)の宮城県北部を震源とする地震を例に挙げると、けがの理由のほぼ5割が「家具類の転倒」と「落下物によるもの」でした。大きな地震ほど、これらの理由でかげをする確率が高くなると言われています。
とはいえ、家具や荷物がたくさんあっても、工夫次第で上手に防災が出来ます。まずはチェック表で、どこに防災が行き届いていないかを確認して下さい。そしてチェックの結果を、安全な部屋づくりのお役に立てていただければと思います。
7つに分けてご紹介したいと思いますが、それは来週以降のご紹介したいと思います。
今週で金属系ミネラルのお話はおしまいです。

鉄:クラッときたら・・・

Fe:遷移金属
1日に摂りたい量(20~60代)
男性 7.5mg/女性 10.5mg(月経ありの場合)
 鉄は体内に4~5gくらいあり、そのうち約6~7割が赤血球中のヘモグロビンにヘム鉄と言う形で含まれています。ヘモグロビンは、別名「呼吸する色素」と言われています。肺で受け取った酸素を全身に運ぶ働きがあります。ヘモグロビンの材料である鉄が少なくなると、赤血球の数が減り、顔色が悪くなったり、めまいがするといった貧血の症状が現れます。現在、女性の約1割が貧血で、約半数が鉄不足による貧血予備軍と推測されます。特に20代の女性の鉄摂取量は 7.0mgと最少で、問題視されています。鉄は、レバーや油揚げ、あさりなどに豊富です。ビタミンCやたんぱく質と一緒に摂ると吸収率がアップします。

白金:ナノテクで開けた、エイジングケアの可能性

Pt:遷移金属
 白金(プラチナ)のパワーは、万病に効くと言われる「奇跡の水」の研究から発見されました。2ナノサイズ(10億分の2メートル)まで微細化された白金は、強い抗酸化力と、酸化されたものを元の状態に戻す還元力を持ちます。他の抗酸化物質とは異なり触媒として働くので持続力たっぷりです。口に入れてから体の外に出るまで休む事なく力を発揮し続けるとされます。さらに、体内にある7種類の活性酸素全てに働くのも白金ならではです。健康食品として、スキンケア・アイテムとして、画期的な新素材として注目を集めています。

 今回で金属系ミネラルのお話はおしまいです。日本人には不足しがちな金属系ミネラルですが、不足した分をサプリメントで補うなど上手に付き合い健康的な生活に活かしていきたいものです。
今週も金属系ミネラルのお話の続きになります。

・亜鉛:うまいか、まずいか、わからないなら
Zn:遷移金属
1日に摂りたい量(20~60代)
男性 9mg/女性 7mg

現代人の味覚は低下していると言われています。実際、食べ物の味がわからないと言う味覚障害の人は、2003年の推定で24万人と、1990年の約1.8 倍に増えているとされます。その主な原因のひとつが、亜鉛不足です。亜鉛は味を感じる細胞の新陳代謝に深く関わっています。また、亜鉛は体内にある300 種類以上の酵素を活性化する働きがあり、体内でマルチに大活躍します。免疫力を高める、記憶力の低下を防ぐ、有害金属の毒性を弱めるなど働きは多彩です。残念ながら日本人の亜鉛摂取量はやや不足気味です。亜鉛は、牡蠣などの魚介類や肉類に多く含まれます。また加工食品に含まれる食品添加物やアルコールは亜鉛の排出を促すので、摂り過ぎに気をつけましょう。

・マグネシウム:メタボリックシンドロームによいと一躍、脚光を浴びた
Mg:アルカリ土類金属
1日に摂りたい量(20~60代)
男性 340~370mg /女性 270~290mg

2006年春、マグネシウムを多く含む食品を摂ると、メタボリックシンドロームの発症リスクが31%も下がる事が、米国の医学雑誌「Circulation」で発表されました。米国人約4,600人を対象に1985年から15年間、追跡調査をしたものです。調査開始時に20代の若者を中心に調べている事から、「若いうちから食生活に気をつける事が大切」と研究者は述べています。マグネシウムは、海草類や緑黄色野菜、ピーナッツやアーモンド、ゴマ、アボガド、バナナなどに豊富です。日本人の摂取量は1日平均で男性約270mg、女性242mgと、やや不足気味です。

来週で金属系ミネラルのお話は終わりです。後1回お付き合い下さい。