今週も「ひざ」の痛みについてご紹介したいと思います。病院ではどのような治療があるかについてです。
まず、腫れの有無や痛みの度合い、どういう時にどこが痛むのか詳しく聞いたり、触って診察します。また、X線写真から軟骨のすり具合や骨の変形がわかります。その結果初期の症状と診断されれば、まず日常生活指導が行われ、炎症を抑えるための塗り薬や湿布、抗炎症剤の飲み薬、座薬などが使われます。それでも改善しない場合には関節へ直接ヒアルロン酸を注射します。しかし、4~5回注射を行っても改善しない、症状の重い患者さんにはひざに関節鏡と呼ばれる内視鏡を挿入し、軟骨を削り表面をなめらかにしたり、はがれた軟骨のかすを取り除く手術を行います。
ひざの軟骨は、1度すり減ってしまったら残念ながら現代の医学では再生させることはできません。痛みを軽減させるためには、ひざへの負担の少ない生活を送ることが重要になってきます。最もひざに負担をかけるのは、しゃがむという動作です。体重をかけたままひざを曲げると、ひざに大きな負担がかかってしまいます。正座や横座りといった動作は負担をかけるのでなるべく避けた方がいいと言えます。靴に関しては、ヒールが低く安定していてクッション性のあるゴム製の靴などを選ぶようにしましょう。また、O脚やX脚などの変形があると、負担がかかりやすくなります。特に日本人に多いO脚は、症状の進みが早い傾向があるので、足底板というクッションを靴底として使用し対応します。
来週も「ひざ」の痛みについてご紹介したいと思います。