今週も「ひざ」の痛みについてご紹介したいと思います。病院ではどのような治療があるかについてです。

まず、腫れの有無や痛みの度合い、どういう時にどこが痛むのか詳しく聞いたり、触って診察します。また、X線写真から軟骨のすり具合や骨の変形がわかります。その結果初期の症状と診断されれば、まず日常生活指導が行われ、炎症を抑えるための塗り薬や湿布、抗炎症剤の飲み薬、座薬などが使われます。それでも改善しない場合には関節へ直接ヒアルロン酸を注射します。しかし、4~5回注射を行っても改善しない、症状の重い患者さんにはひざに関節鏡と呼ばれる内視鏡を挿入し、軟骨を削り表面をなめらかにしたり、はがれた軟骨のかすを取り除く手術を行います。

 ひざの軟骨は、1度すり減ってしまったら残念ながら現代の医学では再生させることはできません。痛みを軽減させるためには、ひざへの負担の少ない生活を送ることが重要になってきます。最もひざに負担をかけるのは、しゃがむという動作です。体重をかけたままひざを曲げると、ひざに大きな負担がかかってしまいます。正座や横座りといった動作は負担をかけるのでなるべく避けた方がいいと言えます。靴に関しては、ヒールが低く安定していてクッション性のあるゴム製の靴などを選ぶようにしましょう。また、O脚やX脚などの変形があると、負担がかかりやすくなります。特に日本人に多いO脚は、症状の進みが早い傾向があるので、足底板というクッションを靴底として使用し対応します。

 来週も「ひざ」の痛みについてご紹介したいと思います。

 今回は「ひざ」の痛みについてです。中高年以降の方に多く見られる「変形性ひざ関節症」についてどのように痛みと付き合っていけばようかご紹介したいと思います。

 ひざが痛む主な原因としてまず考えられるのは加齢です。高齢になればなるほど痛みを感じる方が多いようです。痛みの要因については外的な怪我や内的な病気などの様々なものが考えられますが、年齢とともに発生する痛みの多くは「変形性ひざ関節症」により引き起こされています。

女性に多く発症することも、この病気の大きな特徴の1つです。女性はもともと男性に比べ筋力が弱くひざの関節を支える力が弱いこと、家事など日常生活においてしゃがむ動作や正座・横座りをすることが多いというのが理由として考えられます。また男性では60代くらいから発症が多いのに対し、女性は50代くらいからと発症時期が早いのも特徴です。

 「変形性ひざ関節症」とはひざ関節の軟骨がすり減ることで痛みを生じる病気です。ひざ関節では、骨を守るため「関節軟骨」がクッション材の役割を果たしています。この軟骨が関節液を吸収、排出してスポンジのように伸び縮みすることでひざの動きはスムーズに保たれます。しかし、軟骨は加齢とともにすり減り、次第にクッション性も失われていきます。軟骨は神経や血管が通っていないため、それ自体が痛むことはあいませんが、骨同士が直接こすれあったり、炎症を起こした関節包から炎症物質が関節の中に出て痛みが生じます。

「変形性ひざ関節症」の場合、ひざに負担をかけた時に痛み、朝起きた時や動き始めにも痛みを伴います。何もしていなくても痛むようであれば、関節リウマチなど他の病気の可能性もあるので注意して下さい。

 来週も「ひざ」の痛みについてご紹介したいと思います。


 「イザ」にそなえては今週で最終回となります。最終回は防災対策と災害チェックポイントについてご紹介したいと思います。


まずは家庭でできる防災対策から。

・家具や家電製品はしっかり壁に固定する

・吊り戸棚、食器棚、高いところに置いてあるものには落下防止をする

・食器棚などの開き戸は止め具で固定する

・窓ガラス、食器棚はガラス飛散防止のためフィルムを張る

・消火器や消火バケツなど火災発生の備えをする

・門、塀などを補強する


家にいて災害が起きたら

・戸を開けて出入口を確保する

・火の始末をする

・家の中の安全地帯へもぐり込む


車の運転中の災害では

・交差点を避け左側に停車

・急ブレーキ、急ハンドルは避ける

・ラジオで情報を得て警察官等の指示に従う


エレベーターの中で災害が起きたら

・降りることを第一に

・階表示ボタンをすべて押し、最初に止まった階で安全を確認して降りる


繁華街や市街地で災害が起きたら

・ブロック塀や門柱には近寄らない

・手や鞄などの持ち物で、落下物から頭を保護すること


・家族の連絡方法を決めておく

・災害の後には、誰もが不安になり様々なデマが流れます。テレビやラジオから正しい情報を得るようにしましょう。