僕が
「今日は風が気持ちいいいね」
とか
「この花、綺麗だね~」
とか言うと大体は「お前らしくないなー」と言われてしまう。
僕はそういう感情を持たない人間だと思われてるらしい。
別にそんなキャラ前面にアピールして生きてるわけではない。
ただ周りの人たちが僕に描いてる勝手なイメージなのだろう。
でも自分らしさって何だろう?
人は子供の頃から
「男なんだから泣くな、男らしくしろ。」
とか
「女の子なんだからそんなことしちゃダメよ」
とか男らしさ女らしさを躾けられて育つ・・・一般的には。
男は別れた女をいつまでも想い。
女はさっさと次の恋を見つける。
多分、生まれながらに男は女々しくて女は男らしい生き物なのだろう。
要するに真逆だ。
では「らしさ」とは虚像なのか?
アイドルが「休日は日本酒飲んで過ごしてます」
と宣言したらファンは引いてしまうだろう。
アイドルらしからぬと。
ワイルドな俳優が「休日はケーキを作ってます!」
声高にテレビで答えたらファンは幻滅するかもしれない。
でもそれがその人の本当のライフスタイルであれば
それがその人の「らしさ」なのだろう。
おそらく周囲がもとめる「らしさ」とは自分勝手な「理想」なのだろう。
人々は周囲の人間に理想を押し付けて生きてるのだと思う。
それは例外なく僕もそうだ、
やっぱり結婚するなら相手は女の子らしいほうがいい。
人は「お前らしくないなー」って言われてる時のほうが
実は一番「その人らしさ」が出てる瞬間ではないだろうか?
僕はこれからも「自分らしく」生きて行こうと思う。