く電子カルテでは、医師がカルテで指示を登録したと同時にそれぞれの部署にオーダーがとんできます。

 

薬局には注射や内服の指示。

 

検査部には採血やレントゲンなどの指示。

 

リハビリ部には患者の状態に合わせたリハビリの指示。

 

管理栄養士にはカロリーや塩分制限、食べてはいけない食材などの指示。

 

他にも私が知らないあらゆる指示がパソコンでカチカチっと入力するだけで関係各所に指示がとび、それぞれ実行されていくわけです。

 

薬局では医師が指示した内容がカルテに登録されると同時に薬局のコピー機でタイムリーに処方箋として発行されます。

 

 

それでは、紙カルテではどのように処方箋が発行されていたと思いますか??

 

それは、まず看護師が紙カルテに書かれた医者の汚い象形文字のような字で書かれた指示を一つも間違えぬように正確に読み解き、

 

手書きの複写処方箋に、生年月日、性別、病室などの必要事項を書き、

 

処方箋を書き上げたら薬局にその処方箋を持ってくるわけです。

 

薬局は各フロアから届く手書き処方箋を元に、

 

薬剤を取り揃え、処方箋の指示と相違がないかをダブルチェックで確認し、それらを各フロアに届けるのです。

 

手書き処方箋には検査値や既往歴などは書いていないので、

 

その患者の肝機能や腎機能、禁忌の病歴や他に服用している薬などは知りようがありません。

 

ただただひたすらに、手書き処方箋を元に用法用量を間違える事なく、

 

より確実によりスピーディーに処方箋をさばくのでした。。。

 

その⑥につづく。。。